いのち短し悩めや我ら

-9 ページ9

.




かわええっち言って来たり。



悩んでいる就職への後押しをしてくれたり。



やけど離れるのは寂しいっち言って来たり。






今日のギータは至極私の感情を搔きまわす





『なんや酔っ払ってきたんか！？』





Sh9「かも分からんなwそろそろお開きにするか」



にへらっと笑ったギータはいつものギータで









なんだか少し、安心する自分がいた。




___________________________________


みずほおひさ!元気しとる??



翌朝早速そーにLINEを送る







PLLLL...PLLLL...PLL


『うわっ！びっくりした！！』


LINEをしてすぐ鳴るスマホ




『もしもし？暇やったん？笑』



“今日休みで暇やなっち思っとったらLINE来た”




相手はそのLINEの相手な訳で


1ヶ月ぶりの声に少し懐かしさすら感じる





『タイミングええやろ〜？あんな、聞いて！テレビ局から内定もらった！』



“おおっ！！おめでとう！！！よー頑張ったな！！めっちゃ嬉しいわ！”



『ははっwwそーも嬉しいん？』



“そら嬉しいっちゃよ！ずっと頑張っとったん知っとるもん。んでどこのテレビ局なん？”



本当に嬉しいそうな声に、なんだか私まで嬉しくなる




『少し遠いのですがね、北海道っす』





“だいぶ、やなw”




『やよねー^^;しかもさ、記者やのーてアナ職で採用やったんよ』





“えっ⁉アナウンサーなるん？”




『せやねん。色々悩んだんやけど、ギータの助言で後押しされて頑張ってみることにしたわ！』





“………そか……みずほが決めたことなんやったら、俺はずっと応援するっちゃ！缶詰めんで頑張りーよ”



一瞬、間が空き気にはなったが





そーからの言葉はすごく嬉しい



『おん！ありがとう！』









その後はたわいのない話をし、



そーが何とか元気にやっとるっち知れて、ひと安心。









残り少ない学生生活は



バイトやら卒論やら旅行やら




予定を詰め込んではいたけれども









今度そーに会いに無理にでも東京に行こうかなって



思ってしまうくらい








そーとの電話はとても楽しく









心地の良いものだった

-10→←-8

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す