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『えっちょっ急に何言うとるん。ギータコンタクトずれとるんちゃう？』
長いこと一緒におって
はじめての褒め言葉に素で驚く
Sh9「素直に喜べや！一軍の試合でアナウンサー見よるけど、結構みずほええ線いっとるぞ」
『えーほんま？物心ついた頃から私かわええとか言われた事ないっちゃよ』
Sh9「それは君の男勝りな性格が原因かも分からんな」
『褒めるか貶すかどっちかにせぇ』
Sh9「全部褒め言葉じゃけぇ、素直に喜べ」
『上から目線なんが腹立つなぁ』
Sh9「歳上じゃけ、ある程度上から目線で問題ないけぇの」
『………(ﾟωﾟ)』
Sh9「その顔やめぇや！」
特にもかくにも、ギータの言葉は少し元気を与えてくれた訳で。
アナウンサーをこなす自信はまだ無いが
アナウンサーは自分のしたい仕事ができる
今までそーやギータの野球に対する姿勢を見て来て
努力もせずに辞めると言うのはなんだか違うなと感じた
『んーーーせやなぁ。アナウンサー、ちょっと頑張ってみよかな』
Sh9「おん。自分のやりたい事やったら
結果出るまで時間かかっても、怪我してでも、
絶対続けられるもんじゃけぇ、北海道で頑張ってみぃ
もし寂しくなったらの、いつでも福岡で待っとるし、
一軍レギュラーになったら札幌もよく行くけぇ飲みいこや！」
こういうところは歳上の人であり、
すごく、すごく頼りになる。
『ギータ、ありがとうなぁ。1番に相談してよかったっちゃ』
ほんまに、ほんまにありがとぉ
Sh9「いーえー。立岡には連絡しとんの？」
『んーしてないんよ、どうするかまだ迷っとったし。
そーから連絡来んし、忙しいなら悪いな思って
でも北海道行くっち決めたけん、明日あたり連絡するわ！』
Sh9「それがええな。立岡、みずほんこといっつも心配してるけぇの
はよ連絡したりぃ」
そーの近況も気になっとったとこやしな
朝一番で連絡しよう
Sh9「やけどなぁー」
『どしたん？』
ウイスキーグラスに視線を落とすギータに聞き返す
Sh9「みずほ北海道行ってまったら今までみたいに簡単に飲み行けなくなるんじゃろ？
ちょい寂しいなぁ思って」
下を向きながら寂しく笑うギータは大人っぽくて
そして
はじめて見る艶っぽい表情をしていた
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デミ子(プロフ) - あいかさん» あいかさん、コメントありがとうございます！楽しんでいただけるよう、頑張ります^ ^是非また遊びに来てください(≧∀≦) (2019年8月9日 13時) (
レス) id: 795eb8b858 (このIDを非表示/違反報告)
あいか(プロフ) - わたし立岡さん大好きなので立岡さん出てくる小説、楽しみにしてます！ (2019年8月9日 10時) (レス) id: 390b85043f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：デミ子 | 作成日時：2019年8月9日 4時
