いのち短し悩めや我ら

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G39「やから、みずほには笑っていってらっしゃいっち言って欲しいんや」


大きな瞳に収まりきらない涙が



ぽたぽたと頰を伝う




『……1番不安なんは、そーやよな。

ごめん私自分のことしか考えとらんかったわ』




G39「あっいや、みずほが悪いとか言っとるんやなくて！！

みずほには、えっとその、笑ってて欲しいっちゅうか…」




『ははっそーあたふたし過ぎ。女の子泣かしてそんなん態度取っとったら愛想尽かされるで？』



ゴシゴシと音が聞こえてきそうなくらい



思いっきり涙を拭ったみずほは





なんだか少し吹っ切れたような表情をしてて。






『愛想尽かさんのは私ぐらいなんやからね！


福岡だろうが東京だろうが、どこまでも応援届けるっちゃ、覚悟しときぃや！

情けん顔して帰ってきたらばり怒るけん、気合い入れとき！！！！！』





ああ、よかったいつも通りのみずほや







G39「おん、覚悟しとるね」




『よし！！そー見習って私も就活頑張るでW(`0`)w

見とってな、今に名記者になってみせるから！』




みずほはやっぱり笑っとる方が何倍も綺麗やな





化粧しても髪色変えても高校の頃から変わらない



悪戯っぽく笑うその表情は








昔も今も、俺の1番の活力になる






G39「おん、楽しみにしとるわ」









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高校卒業して福岡に出て








はじめの頃は何もかもがやる気に満ち溢れてて。




でもすぐにプロのレベルに圧倒されて。




真っ黒になるまで練習して。




そんでも結果でんくてやさぐれて。




みずほに愚痴っては怒られて。でも慰められて。




ギータが入団してきて一緒に張り合って。








ホークスで過ごした日々、


3人で馬鹿みたいに笑った日々は、





ほんまに悩んで、笑って、ええ時間やった。









ここで学んだ事は絶対、活きてくる。









東京で、巨人でひと旗上げるための




大切な時間やったんや









ギータ、みずほ。俺頑張るけん。







ちゃんと見とってや？

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