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すっかり暗くなった首都高を走る
付き合ったからと言って、キスをしたからと言って、
俺たちには初々しさとかは無くて。
やっぱりいつも通り、笑って語って時間を過ごす
もちろん、BGMは日本シリーズ
G39「でもなぁ」
『んー？』
G39「みずほ、ギータのことはどう思っとったん？」
そして、これは、どうしても、聞いときたかったこと。
俺と同じようにみずほのそばに居て、
俺と同じようにみずほを好きだったギータのことを、
みずほがいつ好きになってもおかしくなかった
『ギータもそーと同じくらい大好きやし、大切っちゃね』
G39「そっそれは、、ギータのこともみずほのいう“愛してる”ってやつ！？」
『ははっ、そー焦りすぎ！首都高やけ真っ直ぐ運転してな？
んー確かになギータも大切な存在やけど、そーに対する気持ちとはまた違うんよなぁ
ギータはな、ほんまに何でも話せてな、頼りにできる“福岡のおとん”やけん』
G39「福岡の、おとん？」
『せやー、福岡のおとん。ちゃんとギータ公認っちゃ』
何でも話せるってとこに、一抹の嫉妬を感じたものの、
柳田悠岐と言う男を思い出せば、納得せざるを得ない。
俺がなかなか会えない間も、ギータはみずほと飲みに行き
時には、馬鹿笑いをする同郷の友
時には、落ち込むみずほを慰める父
色んな表情でみずほのことを支えてくれた
そして、連絡下手な俺にも
“みずほ泣いとった、電話せぇ”
“みずほ仕事調子良いんじゃと、電話せぇ”
“みずほ立岡の名前出しとった、電話せぇ”
なんて、逐一連絡をくれていて。
やはり柳田悠岐と言う男には何年経っても敵いそうにない
G39「……ギータにいっちゃん最初に報告したか」
『せやな！』
.
ラジオが、ちょうど良くギータの打席を知らせる
“さぁ、ここまで両チーム無得点という緊張感のある試合が続いています。8回裏、先頭打者は柳田です”
『おっ、噂をすればギータ！！！打てよー、ここで試合決めるぞー！！』
昨夜とは打って変わって、すっかり野球に浸かっているみずほに
せっかく付き合えたのに、という寂しさ半分
いつもの野球バカに戻ってくれた、という嬉しさ半分
んーでも良い顔で笑ってるから、
やっぱり嬉しさ10割っちゃね
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デミ子(プロフ) - あいかさん» あいかさん、コメントありがとうございます！楽しんでいただけるよう、頑張ります^ ^是非また遊びに来てください(≧∀≦) (2019年8月9日 13時) (
レス) id: 795eb8b858 (このIDを非表示/違反報告)
あいか(プロフ) - わたし立岡さん大好きなので立岡さん出てくる小説、楽しみにしてます！ (2019年8月9日 10時) (レス) id: 390b85043f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：デミ子 | 作成日時：2019年8月9日 4時
