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「…まぁ、そんな潤が思ってるほど
大層なもんじゃないけどさ」
軽く笑ってひらひらと手を振るサトシ。
俺は呆然として何も言えなかった。
「神様にもさ、色んな奴がいて。
天気を操る神様、地震を起こす神様…
そんな存在がこの世には数え切れねぇくらいいんだよ」
「じゃあ、サトシは……？」
だから前に言っただろ、
ってサトシは俺の顔を見て苦笑する。
「おいらは何かを“護る”ために生まれた神様。
“万能”の力は決して何かを傷つけることはない」
…前に俺を傷つけるのは
ショウやカズの役目だと言ったサトシの言葉の
本当の意味が分かったような気がした。
「…もしかして、だから一万才も……？」
「お、よく分かったね。
神様に生まれた分、おいらはどんな妖よりも
長くこの世界を見てる」
…って言っても楽なことばっかりじゃないけどね
とくしゃっ、と顔を歪めた。
「…じゃあ、サトシは今も何かを護ってるの？」
その目に鋭い光を宿したまま、
俺の問いにサトシは首を横に振った。
「…もう、随分前からこの力を使うのは辞めてる。
今も、この家に簡単な結界を張ってるだけ」
おかげで仕事しろ、って苦情が来て困ってんだよね
って大して困ってなさそうな顔で言う。
「どうして……？」
「…さぁ、どうしてだろうね」
くすっ、と笑ったサトシは
窓の向こうの夕暮れの空を見上げた。
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智帆(プロフ) - うるさん» そんなこと言って頂けるなんて…すごく嬉しいです(´pωq`)お話の世界観を大切に書いていきたいと思っているので、またお話できたら嬉しいです(^-^) (2014年6月6日 23時) (
レス) id: bd4a960f78 (このIDを非表示/違反報告)
うる(プロフ) - 再び失礼します｡ほんとですかっ｡綺麗な文章だなー､こんな世界観が書けたらいいのになー､と思いこの作品を読んでいたので､嬉しい限りです(^^)!あたしもまたお邪魔させてもらいますね｡夜分に失礼しましたー(__)/ (2014年6月5日 0時) (携帯から) (レス) id: 3b5cbe07f0 (このIDを非表示/違反報告)
智帆(プロフ) - うるさん» うるさん、はじめまして！実は私うるさんのお話全部読ませて頂いてて…そんな大好きな作者様からコメントを頂けるなんて光栄です(´；ω；`)今まで勇気が出なかったのですが今度お邪魔させて頂きます(>_<)更新頑張るのでこれからも覗いてくださると嬉しいです♪ (2014年6月4日 20時) (レス) id: c700fbbeef (このIDを非表示/違反報告)
うる(プロフ) - お邪魔します｡たった今一気読みしてしまいました('ω')個性的な妖達と､何よりも人間味溢れるジュンくんの言動が凄くリアルでグイグイ引き込まれます(^^)!作者様のペースでこれからも頑張ってください｡更新楽しみにしてます｡ (2014年6月4日 17時) (携帯から) (レス) id: 3b5cbe07f0 (このIDを非表示/違反報告)
智帆(プロフ) - 雅菜さん» 雅菜さん、コメントありがとうございます(*´ω`*)全部読んでくださったなんて…本当に嬉しいです。登場人物の気持ちをうまく表現していきたいと思っているのでこれからも楽しんで頂けるよう、頑張っていきますね！ (2014年5月10日 23時) (レス) id: c700fbbeef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：智帆
| 作成日時：2014年4月16日 22時
