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31話 ページ31

杏寿郎side






しのぶ「あら煉獄さん、任務の帰りですか?」






杏寿郎「うむ!ちょうど帰るところだ」







自分の屋敷へと戻る最中、胡蝶と出くわした。






丁度良かったです、と言われ何か用事があっただろうか・・・?と首をかしげる。







しのぶ「Aさんの担当鍛冶師、何と言いましたっけ・・・あぁ、鋼鐵塚さん」








鋼鐵塚、という言葉にピクリと反応する。





そうだ、彼には以前忠告を受け警戒をしていたのだった。






でもなぜ、胡蝶から彼の名が出てくるのか。






杏寿郎「彼がどうかしたのか?」





しのぶ「先ほど偶々Aさんの屋敷を通った時に、その鋼鐵塚さんが訪問していたのを目にしたので。中にAさんがいたかはわかりませんが、いたなら今頃屋敷にあげているかと」









2人きりにさせるのはまずいんじゃないですか?という胡蝶の言葉に、驚いて目を見開く。








この言い方は、知っているのか・・・?






そう思ったが顔に出ていたのか、胡蝶がクスクスと笑った。






しのぶ「Aさんに大体の話は聞いていますから。話を聞く限り、鋼鐵塚さんという人は積極的な方ですね。何をするかわかりませんよ」








杏寿郎「・・・・・・」





そんなはずはない、と言いかけて口を閉じる。






あの人ならあり得なくはない、と思ってしまった。






しのぶ「煉獄さんも、素直に伝えたらいいのに。Aさんに好きだって」







杏寿郎「胡蝶!?なぜそれを・・・」




思わず顔が真っ赤になってしまう。





何故胡蝶が、俺の気持ちを知っているのか。






しのぶ「見ていたら分かりますよ。Aさんは鈍いので、素直に言葉にしないと伝わらないです。頑張ってくださいね」







あの鍛冶師と同じような台詞を言われ、胡蝶は去っていく。






足は自然にAの屋敷へと向かっており、気が付けば目の前まで来ていた。






「ちょ!!!鋼鐵塚さん、何しようとしてるんですか!?」






Aの声が外まで聞こえ、大声で言ったことがわかる。







何があったんだ・・・・・?






「口づけだじゃないです!付き合ってもないのに段階がおかしいです!」





口づけ、付き合うと言う言葉に冷や汗をかく。





これは、鍛冶師がもう行動に移そうとしているのだろう。






俺は気づけば、慌ててAの屋敷の扉に手をかけていた。

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うりよ - ニヨニヨこの小説を読みながらニヨニヨしてたら父から叩かれました。(ノ#´Д`)イタイ (2020年3月19日 16時) (レス) id: 21c35aca73 (このIDを非表示/違反報告)
あん。(プロフ) - ニヤニヤがとまりません〜〜〜!!;; (2020年2月4日 23時) (レス) id: 4bcfa63d15 (このIDを非表示/違反報告)
麻婆豆腐 - 続きが気になります!おもしろくて前作含めて何周もしてます(^○^)更新頑張ってください! (2020年2月1日 12時) (レス) id: f6e05b3b11 (このIDを非表示/違反報告)
水人(プロフ) - 更新ありがとうござます!お話楽しみにしております^ ^ (2020年1月11日 19時) (レス) id: 82bf61e120 (このIDを非表示/違反報告)
まり(プロフ) - いつも楽しみにしています^ ^更新頑張って下さい! (2019年12月21日 1時) (レス) id: 00fbafc59a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みっど | 作成日時:2019年11月17日 9時

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