31話 ページ32
杏寿郎「昨日から自宅療養になったんだな。胡蝶らと甘味処に行っていたと聞いた」
貴「うん。そのあと天元と屋敷で飲んでた」
本当に、天元のさっきのやつは何だったんだ・・・と思い出す。
すると杏寿郎は、ピタリと歩みを止めた。
貴「杏寿郎?」
杏寿郎「2人きりで・・・Aの屋敷で飲んだのか?」
貴「え?う、うん・・・・」
どうしたのだろうか。纏っている雰囲気が心なしかピリピリとしている。
また歩くのを再開したが、ずっと何かを考えている様子だ。
杏寿郎「これほどまでとはな・・・」
何を言っているのかは聞こえなかったが、ポツリと呟いた後ニコリと笑った。
杏寿郎「宇髄は話すのも聞くのも上手いからな!さぞ楽しかっただろう」
貴「楽しかったんだけど、洋酒飲んじゃったから途中で記憶なくて・・・あ、杏寿郎ここでいいよ。荷物ありがとう」
私の屋敷が見えてきたため、お礼を言って荷物を受け取ろうとする。
動こうとしない杏寿郎に首をかしげる。なぜか顔に焦りが滲んでいる。
杏寿郎「2人きりの時に洋酒を飲んだのか?」
貴「そうだけど・・・さっきからどうしたの?」
どこか様子がおかしい杏寿郎。任務で疲れているのだろうか。
そうだったら、荷物を運ばせてしまったのは申し訳ない。
杏寿郎「A、君はもう少し・・・いや、かなり危機感を持ったほうがいい」
この前も思ったが、無防備すぎる。と言われる。
天元に続いて「危機感を持て」と杏寿郎も同じことを言った。
杏寿郎「男という生き物を舐めてはいけない。ふとしたきっかけで何をしでかすかわからないからな。俺もまた然り」
Aには言ってもわからないだろうな。
そう言った後、屋敷まで運ぼうと歩いていく。
杏寿郎(手合わせした時に襟を持ってあおいだのも・・・刀鍛冶の里で風呂上がりに平気で男の前に現れるのも・・・男を煽る行動に過ぎない)
本当に危なっかしい幼馴染を持ったものだ。と杏寿郎は思う。
変なことに巻き込まれないといいが・・・と思いながら、Aからもらった薩摩芋片手に自分の屋敷へと戻っていった。
大正コソコソ噂話
Aは筋肉がつきやすい体質のため、しのぶとほぼ変わらない体格ですが鬼の頸を斬れます。
腕相撲では右腕だと時透より強いくらいです。左腕の場合だと宇髄の次に強いです。意外とゴリラです。
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にんにく - 煉獄さんがしのぶのところに足を運んでいたのは、てっきり華さんが妊娠でもしてるのかと思ってました!でも読み返してみたら、2話でも華さんが簪を指しても「買ってあげよう」とは言ってませんし、伏線?が散りばめられていたんですね…。続編楽しみです! (2019年11月17日 23時) (レス) id: 315083b1b9 (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - 初めてこんなに続編が気になる作品に出会えました。これからの進展がすごく気になります!続編もすぐ読ませてもらいます! (2019年11月17日 13時) (レス) id: d43f11df13 (このIDを非表示/違反報告)
中二病者です!(プロフ) - 次の作品も続編も楽しみに待っています!だけど、冬の季節になったので体調には十分気をつけてくださいね!更新楽しみにしています! (2019年11月17日 7時) (レス) id: ab06cdee91 (このIDを非表示/違反報告)
はず - 作者様…!とても気になります!読んでいてとても楽しいです。更新頑張ってください!応援してます!! (2019年11月16日 18時) (レス) id: 91e1062183 (このIDを非表示/違反報告)
さやか(プロフ) - おおお!!ついについに来るのか?来るべき時が来るのか?? (2019年11月16日 0時) (レス) id: 70d7a9e017 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みっど | 作成日時:2019年11月3日 21時