ななしょく【JW】 (ページ14)

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照史

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「......っ、ふぅ.........はぁ」

やっぱり予感は当たっとって、智洋が帰ってしばらくしたらちょっとしんどくなってきたみたいで

パタン、とソファーに倒れてしまった。

「...横の方が楽なん？」

「......しらん」

横になったまま腕で顔を覆って、片方の手で胸の所をギュッと掴んだまま

けほん、こほん、と数回咳をする。

「発作？大丈夫か？」

「......ん、かもしらん......しんど......」

バタバタと駆け寄って、脈を測る。

「...薬は、？もう飲めんのやっけ？」

うんうん、と早めの頷き

一日に数回しか飲めんやつ

保健室来た時飲んでたもんな

朝家でも学校でも飲んでた言うてたし

アカンなぁ

「......った...ぁ.........っ.........はぁ........はぁ......」

さっきよりも掴む力が強くなってて、額には冷や汗

強いやつが飲めへんだけで、他にもあるんやろうけど

「大毅、飲めるやつあるやろ？出してや」

俺の言っとることが伝わっとるのか伝わっとらんのか分からんけど、伸ばした手には錠剤が数錠

どれかは分かっとるから、大毅の口の中に入れて背中を擦りながらただ効いてくれるのを待つ。

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「......ふ、ぅ......つかれた...ぁ......」

酸欠なんか、副作用なんか、ぼーっとしたまま意識もフラフラでふわふわした口調

まだドクドクは早いけど、さっきよりは全然マシ

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「...あ、淳太くんやっと出た。迎え来れる？」

その後、何回も電話を掛けてやっと出た大毅の父親、兼俺の親友に迎えに来てもらって一緒に早退してもらった。

休み時間のチャイムが鳴った瞬間秒でやって来た智洋

まさかもう帰っとっておらんとは思うはずもなく、泣きそうになってたのは内緒、笑

END

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