一難去ってまた一難 ページ4
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「なぁ、A帰って来るの遅くないか？」
Aが玄弥に教科書を借りに行って結構経った。
「また玄弥とゲームの話で盛り上がってるんじゃないの？炭治郎は心配しすぎだって」
「その内戻ってくんだろ。ったく飯も食わないで何やってんだアイツは」
善逸と伊之助はあまり気にしていないようだが、俺はさっきから妙な胸騒ぎがするんだ。
「でも、Aって話が長くなる時はちゃんと連絡くれるよね？私、さっきAにメッセージ送ったのに既読にならないの…いつもなら1分以内に返事くるのに」
「いや、カナヲちゃんそれはそれで怖いよ…でも、確かにそうだよな。いつもなら連絡来るのに…
俺、ちょっと玄弥に確認してみるよ！」
そうだ、Aは遅くなる時は必ず律儀に連絡を入れる。でも今回はそれが誰にもない…
何かあったんじゃ……
「た、炭治郎…」
焦った顔の善逸…
どうやら俺の嫌な予感は
「玄弥に確認したら、Aは玄弥の教室には来ていないって…そんで、玄弥が他の人に確認したら
A、２年の男の先輩達に連れて行かれるの見たって人がいたみたい…」
的中してしまったようだ。
───
──
─
「こっちだ！Aの匂いが近づいている！！」
「何か怒鳴り合ってる声も聞こえるよぉお！
あぁもう！何でAってこうも問題事ばっかり起こすんだよぉぉお！？」
俺の嗅覚と善逸の聴覚を頼りに皆んなでAを探している。
段々近付いているが、Aの匂いに混じって前にAに酷い事をした男の匂いもする。
っまた、あいつか！
あの時だって腸が煮えくり返って本当は殴ってしまいそうになった。
でもAの泣きそうな表情を見たら、それより先にAを安心させるのが優先だと判断した。
結果、無一郎くん達によってあの場は何とかなったから良かったが、今回は違う。
「見つけた！！」
やっと見つけたAの姿を見て一瞬血の気が引いたが、すぐに怒りで血が沸騰しそうになる。
「A、ごめんな遅くなって！」
『…炭治郎？』
ボタンを外されかけて乱れた制服に、叩かれたのか赤く腫れ、口の端から血が出ているA。
許せない、絶対に許さない！！
「…お前、Aにこんな事して許されると思うなよ！！！」
俺は目の前の相手に容赦なく殴りかかってしまいそうな自分自身に恐怖を感じた＿_。
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蓮(プロフ) - 翠さん» 翠さんありがとうございます！そんな神だなんで恐れ多いです��(ﾟДﾟ)最近、全然更新出来ずで申し訳ないです…落ち着きましたら更新しますのでまた読んで頂けたら嬉しいですm(_ _)m (2023年1月7日 2時) (
レス) id: 651a3597f5 (このIDを非表示/違反報告)
翠 - 蓮さんの作品見て泣かなかったものはない！マジで蓮さんは神！ (2023年1月4日 16時) (レス) @page21 id: 102b9d618a (このIDを非表示/違反報告)
蓮(プロフ) - 金平糖さん» ありがとうございます！初めて書いた作品なのでそう言ってもらえて本当に嬉しいです(*´ω`*)今後も面白いと思って頂ける作品を書けるよう頑張ります！！ (2021年10月12日 19時) (レス) id: 52dd4b1169 (このIDを非表示/違反報告)
金平糖 - うぅ…最後の方泣いた…(涙脆い)感動しました！ 番外編の腕相撲大会がとても面白かったです！ (2021年10月11日 22時) (レス) @page21 id: 980e68d0e3 (このIDを非表示/違反報告)
蓮(プロフ) - るるっちさん» ありがとうございます！そう言って頂けて本当に嬉しい限りです！！応援ありがとうございます！新作も頑張ります(*´ω`*) (2020年9月23日 21時) (レス) id: 37f755dd7f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蓮 | 作成日時：2020年9月14日 0時
