教科書を忘れただけなのに ページ3
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おかしい、私は玄弥に教科書を借りに行ったのに
「おい時透、この間はよくもやってくれたなぁ」
何故このクソ野郎に拉致られてんの？
「本当に時透じゃん」
「まじで好きにして良いのか？」
しかも今度は仲間つき
あんた達、友達はちゃんと選んだ方が良いよ？
「あぁ、この間散々な目にあったからな。お詫びして貰わなきゃ」
『いやいやいや自業自得だろ。何勝手な事言っちゃってんの？頭湧いてるにも程があるだろ』
何でお前に生殺与奪の権握られなきゃいけないんだよ
ふざけんな。
「相変わらず口が悪いな。お前の弟達にも世話になったしなぁ、良いのか？可愛い弟達がどうなっても」
『その可愛い弟達にフルボッコにされといてよく言うよね。それに、私の弟達はあんたみたいなクソ野郎に負ける程弱くないから』
あの時の私はゆうくんやむいくんを守らなきゃって思ってたけど、あの二人なら大丈夫
こんなクソ野郎に負ける訳ない
だからとにかく今は自分の事をなんとかしなきゃ。
「っクソ女が！！お前ら、こいつ抑えろ！」
『触ん、なっ！！』
「うわっ！！」
「痛ってぇ！」
見たか、むいくん直伝の回し蹴り。
二人が怯んで私を離した隙に逃げようとしたら頬に痛みが走った。
「あんまり調子に乗んなよ」
『…っ女の子の顔叩くとか本当にクズの極みだね』
「はっ、なんとでも言え。ほらお前ら抑えろ！」
叩かれた痛みで怯んだ隙に両手を拘束された。
ヤバイ、非常にヤバイ。
「ここは人気もないし誰も来ないからな。ゆっくり楽しませろよ？」
制服のボタンに手が掛かる。
こんなことならもう少し手間取る様にネクタイちゃんとしてくれば良かった…
ニヤニヤした顔でボタンを外していくクソ野郎。
あぁ嫌だ、気持ち悪い。
『ふざ、けんな！離せぇえー！！』
諦めるつもりなど毛頭になく、足をバタつかせて抵抗する。
しかしそんなものは小さな抵抗でしかなく、ついには足まで抑えられた…
あ、ヤバイ詰んだ？
あぁ、もうホントなんなの？
ただ教科書忘れて借りに行こうとしただけなのに
拉致られて、叩かれて、襲われかけてる…
もう本当に最近ハードすぎぃい！！
どうしようかなぁなんて考えていたら、私を抑えていた男の一人が「グヘェ」となんとも情けない声を出して吹っ飛んだ。
…何で、まさか。こんな人気のないとこどうやって？
「A、ごめんな遅くなって！」
あぁ、あなたはいつだって私を見つけて助けてくれるんだね、炭治郎＿_。
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蓮(プロフ) - 翠さん» 翠さんありがとうございます！そんな神だなんで恐れ多いです��(ﾟДﾟ)最近、全然更新出来ずで申し訳ないです…落ち着きましたら更新しますのでまた読んで頂けたら嬉しいですm(_ _)m (2023年1月7日 2時) (
レス) id: 651a3597f5 (このIDを非表示/違反報告)
翠 - 蓮さんの作品見て泣かなかったものはない！マジで蓮さんは神！ (2023年1月4日 16時) (レス) @page21 id: 102b9d618a (このIDを非表示/違反報告)
蓮(プロフ) - 金平糖さん» ありがとうございます！初めて書いた作品なのでそう言ってもらえて本当に嬉しいです(*´ω`*)今後も面白いと思って頂ける作品を書けるよう頑張ります！！ (2021年10月12日 19時) (レス) id: 52dd4b1169 (このIDを非表示/違反報告)
金平糖 - うぅ…最後の方泣いた…(涙脆い)感動しました！ 番外編の腕相撲大会がとても面白かったです！ (2021年10月11日 22時) (レス) @page21 id: 980e68d0e3 (このIDを非表示/違反報告)
蓮(プロフ) - るるっちさん» ありがとうございます！そう言って頂けて本当に嬉しい限りです！！応援ありがとうございます！新作も頑張ります(*´ω`*) (2020年9月23日 21時) (レス) id: 37f755dd7f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蓮 | 作成日時：2020年9月14日 0時
