１００年越しの約束を ページ11
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あの後ゆうくん達は看護師さんを呼んでくれた。
話を聞いたら1週間も寝ていたらしい。
それは身体も重くなるわ…
怪我自体は階段の一番上から落ちた割に頭を打って切っただけで他は無事だったみたい。
…剣道部で錆兎先輩とトミーに鍛えられてて良かったぁあ！！
ゆうくん達は一回家に帰ると言って病室から退室してしまった。
「あ、さっき炭治郎に姉さんが目覚ましたって連絡したから多分すぐ来ると思うよ」
退室間際に爆弾発言を落として…
───
──
─
…どうしよう
記憶が戻って色々思い出したけどいざ炭治郎に会うとなると緊張する。
でも、やっぱり早く会いたいなぁ
──コンコン
「…A」
控え目なノックと炭治郎の私を呼ぶ声
それだけで涙が込み上げてくる
ドアが開いて私を見た瞬間、炭治郎の赤い瞳から大粒の涙が落ちた
その涙を見て私の涙腺も崩壊した
「っA！！」
ギュウッと、でも私の身体を気遣うように優しく抱き締めてくれる炭治郎。
「ごめん、ごめんなぁA。痛かったよな？怖かったよな？…俺なんかを庇ったせいで、本当にごめんなぁ！！」
『私もごめんね、炭治郎の事また悲しませたし、また不安にさせた。昔から、私は炭治郎に迷惑かけてばっかりだね』
「迷惑なんか…ってA、昔ってまさか…」
『うん、思い出したよ。炭治郎…約束守れなくてごめんね、置いて逝ってごめんね、私だけ忘れてて本当にごめんねぇっ…』
そう言うと炭治郎は更に強く私を掻き抱いた
「っA、A…良かった、俺、またいなくなるんじゃないかって…また何も出来ずに失うんじゃないかって、怖かった…もう、こんな無茶は絶対にしないでくれ」
『うん、ごめん。炭治郎、ごめんねっ…』
「もう謝らないで…ほら、笑ってくれないか？」
炭治郎は優しく、慈しむように私の涙を拭ってくれた
あぁ、愛おしいなぁ…心の底からそう思い私は自然と笑顔になる
「やっぱりAには笑顔が一番だなぁ。
なぁA、俺はずっと昔からAの事が好きだよ
俺と、恋仲になってくれるか？」
ふふ、昔と同じ告白だね
答えなんて一つしかないよ
『うん、喜んで！！』
本当に長い間待たせてごめんね
私達は離れていた時間を埋めるように暫くの間お互いの温もりを確かめてあっていた__。
おかえり、最愛の人よ
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蓮(プロフ) - 翠さん» 翠さんありがとうございます！そんな神だなんで恐れ多いです��(ﾟДﾟ)最近、全然更新出来ずで申し訳ないです…落ち着きましたら更新しますのでまた読んで頂けたら嬉しいですm(_ _)m (2023年1月7日 2時) (
レス) id: 651a3597f5 (このIDを非表示/違反報告)
翠 - 蓮さんの作品見て泣かなかったものはない！マジで蓮さんは神！ (2023年1月4日 16時) (レス) @page21 id: 102b9d618a (このIDを非表示/違反報告)
蓮(プロフ) - 金平糖さん» ありがとうございます！初めて書いた作品なのでそう言ってもらえて本当に嬉しいです(*´ω`*)今後も面白いと思って頂ける作品を書けるよう頑張ります！！ (2021年10月12日 19時) (レス) id: 52dd4b1169 (このIDを非表示/違反報告)
金平糖 - うぅ…最後の方泣いた…(涙脆い)感動しました！ 番外編の腕相撲大会がとても面白かったです！ (2021年10月11日 22時) (レス) @page21 id: 980e68d0e3 (このIDを非表示/違反報告)
蓮(プロフ) - るるっちさん» ありがとうございます！そう言って頂けて本当に嬉しい限りです！！応援ありがとうございます！新作も頑張ります(*´ω`*) (2020年9月23日 21時) (レス) id: 37f755dd7f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蓮 | 作成日時：2020年9月14日 0時
