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12話 ページ12

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『時と……無一郎、私先に出るからね?』








「えーもう行くの?」








支度を終えて玄関で声を掛けると不満そうな顔をされた。








『一緒にいるとこ見られたらマズイでしょ』







ただでさえ炭治郎は鼻が良いから一緒にいたらバレかねない





だから泊まった次の日はなるべく朝早くに学校に着くようにしている。









「そうだけどさぁ、たまには一緒に家出たいじゃん」








毎回そうだけど駄々をこねるように抱きついてくる時透に少しだけ可愛いなって思ってしまう。









『また学校で会おう?無一郎のクラス行くから』









「…分かった。絶対来てよ?」









『うん。絶対行くよ』








そう約束すれば時透は渋々ながらも体を離してくれた。









『じゃあ、行ってきます』









「気を付けてね……あ、A」









『なに?…んっ…』







何かを思い出したかのように呼ばれて振り返えるとちゅっと軽いリップ音が鳴った。









「ん……好きだよA。行ってらっしゃい」









『っ行ってきます!』








これも毎回だけど、やっぱり恥ずかしいものは恥ずかしい







耐えきれなくなって、私の反応に満足そうに笑う時透に背を向けて逃げるように玄関を出た。


















「おはよう」








『おはよう時透兄。随分早いね』








学校に着いて教室に入ったら既に時透兄がいた。








「日直だからな。ちなみにお前も」







『あれ、そうだっけ?』








日直なんて忘れてたよ





良かった早く来ておいて。








「…お前、また無一郎のとこに行っただろ」








『え、なんで分かったの?』








「無一郎のシャンプーと同じ匂いがする」







『あぁこれね。良い匂いだよね』









結構気に入ってるんだよねこのシャンプー。







「はぁ…お前さ、そんなんじゃ近い内にバレるぞ?」









時透兄は私と無一郎の関係を知っている






というか無一郎が言った。








「男の家に泊まってるなんてバレたら大変なんだろ?」









『うん、多分めちゃくちゃ大変』









「だったら気を付けろ。無一郎にもちゃんと言っておけよ?」








時透兄は私達の関係に煩く干渉しない






それどころかこうして色々と助言もしてくれるから助かる。








だけどそんな彼に一つだけ気になっている事がある。







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(プロフ) - 澪凪さん» コメントありがとうございます!!!そう言って貰えて感無量です( ;∀;)今回のMVPは有一郎なんじゃないかって思ってます!!大好きって言ってもらえて本当に嬉しいです!!これからも頑張ります(≧∀≦) (2021年6月9日 0時) (レス) id: 52dd4b1169 (このIDを非表示/違反報告)
澪凪(プロフ) - ああああっ好きですっ!!てか有一郎!いいやつすぎる…!!大好きですこの作品も、蓮さんも!!頑張ってくださいっ!! (2021年6月8日 23時) (レス) id: 279a2ef6a9 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 環さん» そう言ってもらえてめちゃくちゃ嬉しいです(;ω;)最近更新が遅くて申し訳ないですホント…orzあと、恐らく50話に収まらないのでまた続編と言う形になりそうですが、最後までお付き合い頂けたら嬉しいです!!! (2021年6月6日 11時) (レス) id: 52dd4b1169 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ちょっ…!!むいくんカッコいいッ!!!蓮さん最高です大好きです大ファンです (2021年6月6日 8時) (レス) id: 940f9d3174 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 環さん» 2人がこんなデートしてたら良いなって思って書きました(*´ω`*)場所は…夢の国です!(笑) (2021年5月11日 12時) (レス) id: 52dd4b1169 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2021年4月9日 22時

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