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君想う人102人 ページ10

何があっても時間は過ぎていくもの

夜明けが近づいてきている

あの憎いと書かれた鬼の相手は姉さんと甘露寺さんがしてくれている

だが

甘露寺さんは大技の連発で体力も長くは持たない

姉さんは刀が折れてしまってまともな技が使えない

夜明けになれば鬼は被害だけを残して去っていく


俺たちが 本体の頸を斬らなければならない


「足速ェェ!!何なんだアイツ クソがァアア!!」

「ヒイイイイ」


玄弥が木を投げたりして本体の足止めをするが
鬼は悲鳴をあげてただ逃げるだけ

だが速い


くそっ!! 延々と逃げ続ける気だな

夜が明ける前に

姉さんと甘露寺さんが潰れるまで

そんなことさせない!! 俺たちが

お前は勝たせない


だが先程やられた左足が痛い

地面をつくたびに激痛がする

踏ん張りが利かず玄弥や禰豆子にさえ追いつかない

どうすればっ…


“雷の呼吸って一番足に意識を集中させるんだよな”


善逸の言ったことを思い出した


筋肉の繊維一本一本 血管の一筋一筋まで
空気を巡らせる

力を足だけに溜めて 一息に爆発させる

空気を切り裂く雷鳴みたいに


その瞬間俺の足は飛躍的に速くなった

届いた

本体の頸に 俺の刀が

斬れる


漆黒の俺の刀が赤く燃え上がる

いけ!!いけ!! 今度こそ

渾身の力で…


「お前はああ 儂がああああ」

「!?」


鬼の雰囲気が変わった

しまった また


「可哀想だとは思わんのかァァァァア!!!」


斬れなかった

小さかった鬼は急激に大きくなり
両手で俺の顔を握りつぶそうとする

顔が圧迫され頭蓋骨がミシミシいっていた


その時鬼の顔に血が降る

次の瞬間紅く燃え上がる炎

禰豆子の血鬼術 爆血 だ


「ギャッ」


その隙に玄弥が俺の顔から鬼の手を引き剥がしてくれた

が鬼の頸を斬り落としかけた刀を持っていた俺は
鬼と一緒に後ろに傾き、そのまま崖へ

俺を引き戻そうと俺の足を引っ張った禰豆子も一緒に落ちた

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ウミソラ(プロフ) - いつも素敵なお話楽しみにしていますッ!!番外編や柱稽古など頑張ってくださいッ!!他の柱との絡みの見てみたいですッ!! (2019年10月9日 8時) (レス) id: f06a1e9de4 (このIDを非表示/違反報告)
花帆 - 更新そして玄弥との絡みもありがとうございますヽ(*≧ω≦)ノ 粗野に見えて実は家族想いだったり、思春期だったり可愛いギャップのある玄弥良いです(*´ω`*)続きも楽しみにしております♪ (2019年9月20日 4時) (レス) id: aa0adc990d (このIDを非表示/違反報告)
土猫 - 面白いです!鬼滅の刃にハマってから読んでるんですけどファンになりました!!更新頑張って下さい!!!! (2019年9月17日 23時) (レス) id: ef2c4150fe (このIDを非表示/違反報告)
花帆 - 更新ありがとうございます!無限城も気になりますし、その前の柱稽古も楽しみです(*´ω`*)番外編も楽しみにこれからも応援しております♪ (2019年9月17日 1時) (レス) id: aa0adc990d (このIDを非表示/違反報告)
花帆 - 炭治郎と温泉…良きです(*´ω`*) (2019年9月16日 2時) (レス) id: aa0adc990d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:智菜 | 作成日時:2019年9月14日 13時

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