【鬼滅の刃】姉なるもの 参【竈門炭治郎】

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後ろから「A」と私を呼ぶ軽やかな声が聞こえた

「そんなずっとくっついていたら炭治郎くんに迷惑でしょう」


そう言って私の背中をツンツンと突くのは
炭治郎を追いかけるために置いて行ったしのぶ

置いて行った事を根に持っているのかいつもより突く回数が多い


『ごめんってしのぶ！ 寂しかった？』

「全く」

『えー』


しのぶの言う通り炭治郎を放し
次はしのぶの腕に絡みつく

しのぶはそれを絡み返してくれる事もないが
拒否する事もない

私はそれをいい事にそのまましのぶと腕を組んでいる状態でいた


「こんにちは しのぶ先輩」

「こんにちは 炭治郎くん 何か用事があったのでは？ 急いでいたように見えましたが…」


しのぶが炭治郎にそう言うと炭治郎はハッとしてそうだった！、と踵を返す


「宇髄先生教材持ってくるように頼まれてたんだった
しのぶ先輩失礼します！ 姉さんも」

「はい ではまた」

『あ、引き止めちゃってごめんね じゃあね』


慌ただしく去っていく炭治郎の背中に少し申し訳ない事したなと思いながら手を振る


『私の弟は今日も可愛い
早くお嫁にカナヲちゃんを連れてこないかな』

「ダメよ まだ早い」

『…』

「…」


腕を組む狭い間の中
見つめ合う二人の間に微妙な沈黙が流れた


『私さ、いっつもブラコンやらシスコンやら言われてきたけどさ…
しのぶも大概だからね？』

「……早く屋上いくわよ」

『はーいっ』


何事もなかったように話をシカトするしのぶ

否定もしないので少しは自覚があるよう

そんな彼女と変わらず腕を組みながら屋上に向かった





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文字数が余ったので少し余談を


更新１ヶ月以上しなくてごめんなさい

なるべく暇な時に出来ればと思っていたのですが
今更新している方が手詰まりで…

これからなるべく更新できるよう頑張ります


コメントで他の柱との絡みが見たい
といただいたのでキメ学パロが終わり次第書かせていただきます


それと今回の話でしのぶさんの話し方に少し違和感を抱いた方がいるのではと思いまして

少し解説させてください

本編の方でしのぶさんが丁寧な言葉なのはお姉さんのカナエさんが死んだ影響だと考察さてせいただいて

キメ学パロでは生きているので
なるべく丁寧な言葉で話すが、仲の良い人などには少し砕けた喋り方という風にしています

ご理解のほどよろしくお願いします

終わり ログインすれば
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