君想う人１０５人 ページ13
蜜璃ちゃんも体力の限界
私も刀が折れていて、下手に型を使っていたから体力を無駄に消耗していた
蜜璃ちゃんも私も痣は発生しているが、体力も底をつき始めたのだ
「ごめんなさい 殺されちゃう〜〜！！」
『蜜璃ちゃん！！』
尻餅をついてしまった蜜璃ちゃんに敵の攻撃は注がれる
それを庇うように蜜璃ちゃんの前に立ち刀を真っ直ぐに構えた
が
目の前で龍のような顔は崩れ去り
灰が散るように消え去る
それに驚き私は後ろに傾き蜜璃ちゃんの隣に私も尻餅をつく
『ぁ…え？』
「ひゃあ 助かった…！！
炭治郎君たち 本体の頸を斬ったんだわ！
やったわー！！」
隣の蜜璃ちゃんに抱きつかれ彼女胸を顔に押し付けられる
やったやった、と元気よく喜ぶ蜜璃ちゃんと相反して私は静かだった
『………』
「Aちゃん？」
ぼー とした頭の中で蜜璃ちゃんの肌が温かい
私はそっと彼女の背中に手を回した
『ありがと…蜜璃ちゃん 勝ったね』
「！ うん！！ 炭治郎君たちを迎えに行こう！」
蜜璃ちゃんに手を引かれ走り出す
森をしばらく走ると炭治郎たちの他に無一郎くんを見つけた
「みんなああああ！！」
蜜璃ちゃんに引っ張られるようにみんなの中に押し詰められ
蜜璃ちゃんは「うわぁあああ」と泣きながらみんなを抱きしめる
「勝った勝ったぁ！ みんなで勝ったよ！
凄いよおお！！ 生きてるよお！ よかったぁあ！」
「よかったねぇ」
勝利をみんなで喜び感極まる
が一つの違和感が私の頭を真っ白にする
『ぁ…？え？ 禰豆子？？ 今…』
朝日が昇っているのに平然といる禰豆子
しかも拙ながら喋っていた
人間に？とも思ったが瞳孔も細く、爪も尖ったまま
禰豆子が、陽の光を克服した？
『禰豆子ぉぉお 頑張ったねぇ！！！
お姉ちゃん すごく嬉しいよぉお！』
禰豆子の背負った重症の炭治郎ごと二人を抱きしめる
陽の光を克服した鬼が出た
その事は人間側としても鬼側としても大きな起点となる出来事であろう
だけどそんな事より、姉として
妹が陽の光を怖がる必要がなくなったことが嬉しかった
「おねぇ、ちゃ よかった よかったねぇ」
『うん！ うん！
炭治郎も無事でよかった！
禰豆子を守ってくれてありがとう！！』
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ウミソラ(プロフ) - いつも素敵なお話楽しみにしていますｯ!!番外編や柱稽古など頑張ってくださいｯ!!他の柱との絡みの見てみたいですｯ!! (2019年10月9日 8時) (
レス) id: f06a1e9de4 (このIDを非表示/違反報告)
花帆 - 更新そして玄弥との絡みもありがとうございますヽ(*≧ω≦)ﾉ 粗野に見えて実は家族想いだったり、思春期だったり可愛いギャップのある玄弥良いです(*´ω｀*)続きも楽しみにしております♪ (2019年9月20日 4時) (レス) id: aa0adc990d (このIDを非表示/違反報告)
土猫 - 面白いです！鬼滅の刃にハマってから読んでるんですけどファンになりました!!更新頑張って下さい!!!! (2019年9月17日 23時) (レス) id: ef2c4150fe (このIDを非表示/違反報告)
花帆 - 更新ありがとうございます！無限城も気になりますし、その前の柱稽古も楽しみです(*´ω｀*)番外編も楽しみにこれからも応援しております♪ (2019年9月17日 1時) (レス) id: aa0adc990d (このIDを非表示/違反報告)
花帆 - 炭治郎と温泉…良きです(*´ω｀*) (2019年9月16日 2時) (レス) id: aa0adc990d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：智菜 | 作成日時：2019年9月14日 13時
