＝ LOVE！【TH】

YOU side ページ8

ｺﾝｺﾝｺﾝ

？「はーい。どうぞ。」
「失礼いたします。お客様！ここに滞在の間担当させていただきますAと申します！何かご要望がございましたら、気軽にお申し付けくださいませ！」

メンバーの3人を案内した後、その他の担当の部屋を回る
この部屋は4人部屋で荷物から察するにメイクや衣装担当の方たちだろう

ﾒｲｸ「はーい！お願いします！えっと…韓国の方なんですか？」
「はい！大学から日本に」
ﾒｲｸ「そうなんですね！それにしてもかわいい！アイドルになれそうなくらいかわいいですね！」
「へっ！？いやいやいや！皆さんの方がお綺麗です！」

彼女達は裏方さんには似合わないショート丈のパンツやスカートにヒールの靴ですごく洗練されている。
特に今私の目の前にいる20代後半くらいの年上の方。
やっぱり売れっ子アイドルのスタッフだからかな？

ﾒｲｸ「そういえば！Aさんはあの子達に興味ないんだって？」
「(メンバーの方達のことだよね？)はい！微塵も！」
ﾒｲｸ「あはははは！微塵もって！！あの子達からしたら複雑よねぇ〜！…でもきっと助かると思う。前のホテルでは色々大変そうだったから」
「…あの、少しだけ、支配人から聞いています。ホテルのスタッフが入れ替わりで見に来ていたとか」
ﾒｲｸ「そうそう。特にジョングクとＶが大変そうでねぇ…こっちも泊まらせてもらってる手前、強気に言えないのよ。あの子達のイメージもあるし。だから、Aさんみたいに興味ないって言ってくれる人が担当してくれてよかった！よろしくね！」
「はい！では失礼いたします」

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「なるほど、だからチョン様あんなに無愛想だったのね」

う〜ん、かと言って私あなたに興味ありませんから安心してくださいなんてお客様に言えないしなぁ…
折角だから、リラックスして過ごしてもらいたいけど…

「まぁ、3週間も始まったばっかりだしね！私は私のできることをするだけ！よしっ！他の部屋回ってご挨拶しなきゃ！」

ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ

「おぉ！噂をすれば！」

ホテルスタッフ用の携帯にはチョン様の部屋番号の通知

「…はい！チョン様、御用でしょうか？」

電話の先の彼はふっきらぼうだけど丁寧な言葉遣いで
きっと本当はとても礼儀正しい人なんだろうと想像した

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