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TH「何なんだよあいつ」
何が彼女頑張ってるから安心して、だ。
TH「俺は高校の、じゃなくて高校までずっと一緒だったつーの!!…はぁ…」
エプロンを付けた女性と花束を見比べながら真剣な顔で話をしていたA
俺に向ける営業スマイルや引き攣った笑顔とは違う
5年ぶりに見る屈託のない笑顔があいつがこの仕事を心から楽しんでいるんだとわかった。
俺はAを離したくない
あいつを傷付けた分、これからは愛して大切にしてずっと側にいてやりたい
でも、俺が望むことはあいつを悲しませるだけなのかもしれない
TH「……どうすれば、あいつと一緒に居れるんだろ」
俺はネガティブな考えを掻き消すようにひたすらに目の前のことに打ち込んだ
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-----その頃A-----
「先輩!電話ありがとうございました!何か変わりありましたか??」
イ「ん?あぁ、お前の担当の3人から何回か電話あったぞ?」
「あら!すみません!」
イ「いや、お前がいないってお伝えしたらまた後から掛けるってさ」
「あ、そうなんですね?」
イ「あぁ。たぶんそろそろかかってくるだろ」
ピピピピピ
「はい!チョン様、御用ですか?えぇ、えぇ、かしこまりました。すぐに伺いますね」
ピピピピピ
「はい!キム様、御用ですか?えぇ、えぇ、フフフ…はい!かしこまりました。ルームサービスをお持ちした時に聞かせてくださいね」
ピピピピピ
「はい!パク様、御用ですか?えぇ、はいかしこまりました。…では、10分後にお伺いいたします」
ピッ 「ふぅ、よし!」
イ「なぁ?お前の担当電話多くないか?俺のほとんど鳴らないぞ?」
「えぇっと…パク様は大体この時間にベッドメイキングをご希望されて、チョン様はバスタオルの洗い立ての匂いが好きとかで、洗い立てを持ってきてほしいって!あとキム様はいつものステーキです♪キム様はルームサービスをお持ちした時にダジャレ聞かせてくださるので楽しいですよ!」
イ「あぁ、だからさっきダジャレできたって伝えてっておっしゃってたのか…」
「フフ、お客さまに頼りにされることこそホテルマン冥利に尽きるんですよね?」
イ「フッ、ハハ!そうだな!」
「はい!では行ってまいります!」
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湖都音(プロフ) - mocaさん» mocaさん コメントありがとうございます!!初コメントいただき感動です♡拙い文章ですが、楽しんでいただけるように頑張ります! (2021年12月27日 7時) (レス) id: 0d0a43a4b7 (このIDを非表示/違反報告)
moca(プロフ) - 一気読みしてしまいました!続きがすごく気になります!!更新楽しみにしています!頑張ってください!応援してます! (2021年12月26日 11時) (レス) id: bd82834e96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:湖都音 | 作成日時:2021年12月19日 10時