＝ LOVE ?【TH】 (ページ8)

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JM side ページ8

季節は夏になった。
外は盛大に鳴く蝉の声
道路は蜃気楼でグニャグニャと揺れている

JM「…あっつい…」
「ﾌﾌ、暑そうだね」
JM「Aちゃん、何でそんなに何ともなさそうなの〜？」
「えー！なんともなくないよ！暑くて溶けそう。笑」

夏前からAちゃんは少し変わった
伸びた身長
肩までだった髪は今は綺麗にポニーテールになっている
半袖のシャツから出る手はどうやったら日焼けしないんだろうっていうくらいに白い
そしてなりより変わったのは…

JM「それ、テヒョンイの香水？」
「…げっ、わかる？はぁ。ほんとなんなの、あいつ。聞いてよ！これ、着けてないと怒るんだよ？！約束したのにって…そんな約束してないってのに…はぁぁぁ。」
JM「…でもちゃんと着けるんだ？笑」
「違うの！私が着けてこないとあいつすんごい量吹きかけてくるんだよ！？だからちょっとだけ着けてるの！」
JM「ふ〜ん。笑でも、似合ってるよ？その匂い。ﾌﾌ」
「うーん。複雑、です。」

へへへっていたずらっ子みたいに笑うAちゃんが
テヒョンイの笑顔と少し重なった気がした

JM「で？そのテヒョンイは？」
「んー？…なんか女の先輩に呼ばれて行ったー。」
JM「ふーん、そっか。じゃあ先行っとく？」
「そだね！」

今日は僕の家でテヒョンイとAちゃんと勉強をする。
テヒョンイはサボってばっかだから心配だってAちゃんにお願いされて、テヒョンイもAちゃんがいるならって渋々承諾した。

あー、何で君たちはまだくっ付かないかな！

JM「げ！ごめんAちゃん…ヒョンが彼女連れてきてるらしくって、帰ってくるなって…」
「あら！それはお邪魔できないね。笑」

Aちゃんはちょっと考えた後に
じゃあウチにおいでよ！ってニコッと笑った

JM「えっ！？いいの？」
「うん！もちろん！そもそもお願いしたの私だし！テヒョンにはカトクしとくよ♪」

Aちゃんはスマホを取り出す
「あ！テヒョンが終わったら連絡するから先に行っといてだって！んー。私の家になったから、終わったら来て、ねっと！よし！行こ！」
そう言ってAちゃんはにこっと笑った。

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