＝ LOVE ?【TH】 (ページ7)

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YOU side ページ7

最近、テヒョンが変だ。
部屋に来てもほとんど喋らなくなった。

思春期の男の子はそんなもんよって
うちのオンニは言うけど…
いや、まぁテヒョンが変わってるのは今に始まったことじゃないからいいんだけどね…

「それでね、そしたらジミン君がね！」
TH「…ふーーーーん。ｸﾝｸﾝ」
「ちょっと！聞いてる？！ってさっきから本当に何？！」
TH「ん、いいから続けて？」
「…はぁ。はいはい。そしたら〜」

かれこれ30分
テヒョンが部屋に入って来たかと思うと
急にジミン君の話をしろとか言われて今に至る。

私が話してる間、ずーっと私に引っ付いて匂いを嗅いでは
「名前じゃないな」とか「距離でもないか」とか変なことばっかり呟いてる
何？って聞いてもいいから！の一点張り…
ほんと変なやつ…

TH「なぁ、ジミナのこと、好きなの？」
「へ？そりゃ好きだよ！」
TH「いや、男としてってこと！」
「お、男って！何言ってんのあんた！…もう、なんなのよ///」
TH「……」
「そりゃ…ジミン君誰かと違って優しいし？勉強もできて、人気だし…」

…でも、テヒョンもたまに優しくて
実は他の子よりも特別扱いしてくれてるの気がついててちょっと嬉しい時もあるんだよね…

って！なんで今テヒョンが！！！
慌てて思考を止めようとした時

ｼｭｯｼｭｯｼｭｯ

「うぇ！？ちょ！なに！？」
TH「ん？今のA変な匂い。だから消臭」

そう言ってテヒョンは小さなアトマイザーの中身を振り撒く

「はぁ？！何なのよ！もう！しかもこれ、あんたの香水じゃん！！」
TH「ん。これあげる。…絶対毎日付けろよ！」

そう言って私の部屋の窓から自分の部屋に帰って行くテヒョン

「…はぁ？！」

振り撒かれた香水は部屋中に広まって
まるでテヒョンに抱きしめられてるみたいで…

「って！なんなのよ！もう！！！」

私は部屋のもう一方の窓を開ける
窓からは風がスーッと入ってきて
テヒョンの香水の匂いが鼻を掠めていった

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