＝ LOVE ?【TH】 (ページ45)

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「テヒョンはわがままな弟みたいで、でも時々頼れるオッパで、たまに憎たらしい同級生だけど、でも誰よりも大切で大好きな男の子です。
私にとって家族みたいで、親友みたいで、そして恋もしてる人なんて後にも先にもテヒョンしかいないと思うから
だから、私の初めてはテヒョンがいいです。
もし、テヒョンが少しでも同じ気持ちなら、去年の続きをしてくれませんか？
そして、わがままが叶うならテヒョンが向こうに行くまでの時間を私にください。 Aより」

TH「…んだよ、これ。早く言えよ…ｸﾞｽｯ…そんなのわがままのうちにも入んないって……」

いつの間にか流れた涙がポタポタと手紙に落ちて
Aの書いた文字を滲ませる。
便箋の裏側のデコボコとした感触に気が付いて便箋の裏を見ると急いで書いたような少し崩れた文字で文章が続いていた。

「ps.今日の服はあの日のワンピースにしました。去年のあの日の思い出を今日の思い出に塗り替えたくて。今日が幸せな思い出になると嬉しいです。」

TH「…ｯ……」

本当、俺ってダメな奴
Aの気持ちも考えずに突っ走ってさ
自分のことしか考えてない勝手な奴だ。

ふいに昨日Aが置いて行った紙袋の中身が気になって
Aからの手紙とリップを持って窓から自分の部屋に移動する。

紙袋に入っていた小さな箱の中には
石がついたピアスが一つ
付いてる石は小さいけど深くて落ち着いた赤が綺麗だった。

TH「…ガーネット？」

箱についていた小さな紙に石の名前が書いてあって
急いでスマホを取り出して調べる

TH「…ガーネット、宝石言葉？」

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