君じゃなきゃダメなんだ…第3章 (ページ47)

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再会の予感　　+DH・EHside ページ47

みんなで集まったあの日から数ヶ月後

俺とヒョクにD&Eとしての日本の仕事が舞い込んできた。

EH『a-nation？俺達2人で？』

マネージャーのa-nationという響きに感動してるヒョクと違って、俺がやけに耳に残った響きは…

日本という響きだった。

DH『1Stライブと同じスタッフ？』

ﾖﾝｼｸ『あ～、今回もマサオさんにお願いしてるんだけど、スタッフはエイベックスの方が新しい企画会社と手を組んだらしくて去年のスタッフとは違うかもなっ。』

EH『えっ？ライブのメンバーじゃないの？』

ﾖﾝｼｸ『バックダンサーやバンドメンバーは一緒だから心配すんな。ただスタッフは替わるかなっ。一番身近な所ではメイクやスタイリストは一新かも…』その言葉を聞き、真っ先にAさんの事を思い出した。

そんな俺の表情を読み取ったヒョクが

EH『メイクさんって…優子ちゃんじゃないの？スタイリストもSM専任が同行するんじゃなくて？』

ﾖﾝｼｸ『奈央ちゃんをそろそろ解放しなきゃって思ってて…
となると優子ちゃんはこっちに残ってもらわないと、残りのメンバーもいる事だし…悪いなっ。
でもその企画会社のスタッフがかなり評判がよくて、エイベックスとしては全部そこでやろうかって検討してるみたいだぞ。だから心配する事ないだろっ…』そういうと楽屋を後にした。

優秀なスタッフ…もしかしたらその中に、、、Aさんがいるかもしれない？

ドンヘの考えている事が手に取るようにわかる。

その会社にAさんがいるかも？って考えてるなっ。

でも、日本だからというだけで、優秀なスタイリストがAさんだとは限らない。

都合良く再会できるなんて夢みたいな話だ。

だけどもし、そこでAさんと再会できたなら…

ドンヘとAさんは赤い糸で繋がってるかもしれないなっ。

今までと何一つ変わりない仕事。だけど確実に私の気持ちとは今までとは違う。

香苗『Aちゃん、この頃なんか元気なくない？』

普段からよくしてくれているメイクの香苗さんから声をかけられた。

A『そんな事ないですよ。全然元気です。』やっぱり態度に出てる？(-_-;)

香苗『そう？ならいいんだけど…それよりAちゃん、ビックニュースがあるんだけど、聞いた？』

A『ビックニュース？ってなんですか？』

すると香苗さんの口から思いがけない言葉が…

香苗『今回、あのa-nationのお手伝いするらしいよ。』