君じゃなきゃダメなんだ…第3章 (ページ41)

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運命の人ならば…　EH・LTside ページ41

トゥギヒョンの言葉に更に落ち込む俺。でも次の言葉に、

LT『でもヒョク、考えてみて…Aさんの秘密を知って、ヒョクからそう言われ、諦めたのはドンヘ自身なんだよ。

その事実よりもAさんとの事を大事にしたいのなら、きっとあの時だって彼女を追いかける事も出来たはず。

だけどあいつはそれをしなかった。

それだけあいつの中でAさんのあの秘密は重大だって事なんだよ。

でも、あいつは今でもあの時の決断に迷いを持ってる。

だからたまにあんな切ない表情を見せるんだ。

自覚症状がなかったみたいだけど、ドンヘも少しずつ気づいてるはずさっ…

自分自身の中にある本当の気持ちに、、、』

トゥギヒョンの言葉に顔を上げる。

EH『本当の気持ち？』

ドンヘの本当の気持ちって…

LT『ここから先はもう俺達がどうすることもできない…そうだよなっ、ヒョク。

あとはドンヘが自分自身と正直に向き合うだけだよ。

その決断を俺は応援する。お前もそうだよなっ…』

俺の言葉にゆっくりと顔を上げたヒョク。

その顔はなんとも情け無い顔(^^;;

LT『なに情け無い顔してんだよ(笑)』

EH『ヒョ～ン(T ^ T)』

LT『俺にはあいつの揺れてる気持ちがわからなくもないんだ。

悩む理由は違うかもしれないけど…俺もなかなか自分の気持ちに正直になるまで時間がかかったからなぁ～(^^;;

でも運命の人ってきっと互いに引き合うんだよ。

もし、ドンヘにとってAさんが運命の人なら、必ずまた会えるさっ。

その時にドンヘがどう出るか…』

EH『でも、ヒョン、Aさんが抱えている問題は、けっして消えはしないんだよ。』

俺の言葉にちょっとだけ困った顔をしたヒョン。

けど次の瞬間、にっこり笑いながら、

LT『俺さ、今のドンヘの状況に立たされたらって、自分に置き変えて考えてみたんだ。

そうしたら自ずと答えは出た。

もし、奈央が子供が産めない身体だったらって…

俺は奈央を諦めて、子供をたくさん産んでくれそうな人がと結婚するのかって…

それは違う！奈央との子供だから欲しいと思うんだって…

子供が欲しいから結婚じゃなくて、結婚の先にあるのが子供がいるという生活なんだなって…

だったら、子供がいないという生活もあるのかもしれないって…

結婚って、まずはパートナーだよねっ。それから家族になっていく。幸いな事に俺達にはたくさんの仲間がいる。

その仲間の子供はイコール俺達の子供なんじゃないのかな…』