真実… DH・EHside ページ38
Aさんがそんな辛い事実を抱えていたなんて思いもしなかった。
EH『お前・・・子供好きだよなっ？ Aさんの事、真剣だっていうお前の気持ちは十分にわかってるつもりだよ。
でもお前にAさんのその重荷、、、背負う事が出来る？』
ヒョクから問いただされ、何も言えなくなる。
EH『Aさんにもお前に気持ちは十分に通じてる･･･
だから安易にお前を受け入れる事が出来なかったんだよ。
お前の未来、いや俺達SuperJuniorの未来を考えても、自分がそばにいる事は得策じゃないって、、、』
自然に溢れ出る涙…
EH『すぐに恋心にけりがつくとは俺も思ってない。
けど、お前にとってAさんは運命の人じゃなかった･･･そういう事だよ。』
DH『ヒョク･･･俺･･･』
EH『ドンヘ、Aさんがドンヘに伝えてくれって、俺に託した言葉があるんだ･･･』
ヒョクの言葉に顔を上げる俺。
DH『なんて？』
EH『Aさん、にっこり笑いながら、
『ドンヘに…素敵な思い出をありがとうって伝えて…』そう言ったんだ。
それが何を意味するか分かる？』
ヒョクはそういうと俺の肩をポンと叩いた。
EH『Aさんもお前と同じ気持ちを抱えてたんだよ。
だからこそお前の為に身を引いた。
お前に幸せになってもらいたくて･･･
だから･･･いいか、今日のこの一時の感情だけで動こうなんて思うなよ。
Aさんの気持ち、無駄にするなよ。
俺が言いたかったのはそれだけ…』
そういうとハンドルを握り直し、ゆっくりと車を発車させた。
DH『ヒョク･･･この事、、、誰かに話した？』
EH『言ってない。この話を俺が知っているってAさんもきっと知らないよ。
でも、、、ドンヘ、お前だけにはちゃんと話さなきゃってそう思ったから…』
DH『ヒョク･･･』
EH『俺、この事だけはこれから先も誰にもいうつもりない。だからドンヘも胸の奥にしまっておいてよ。』
話した直後は明らかに動揺を隠せない感じのドンヘだったけど･･･俺の言ってる事、そして伝えたい事は理解してくれたようだった。
そして次第に落ち着きを取り戻しているように見えたけど、車内での俺達の空気は限りなく重く、ドンヘは何も語らずただ流れていく景色をぼんやり眺めていた。
でも宿舎につく寸前に、ドンヘがギアを握る俺の手をぎゅっと握ると
DH『ヒョク･･･ありがとう。
お前がいてくれて本当によかった。心からそう思うよ。』
相談 +LT・DHside→←（名前）さんの事情。 EH・DHside
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作者名：ミッキーママ
| 作成日時：2015年6月4日 23時
