君じゃなきゃダメなんだ…第3章 (ページ33)

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辞めちゃうの？2 +EH・DHside ページ33

へっ？ヒョンはドンヘの気持ちに気づいてるの？

KN『あいつきっと寂しいんだなっ(^^;; ドンヘとヒョクは、特別、Aさんになついてたもんねっ(^_^;)』

そしてカンインヒョンまでもがこの場を和ませようと頑張ってる？

もしかして…2人ともドンヘの気持ちに気づいてるの？

ヒチョルやカンインはきっと私のドンヘに対するよこしまな気持ちに気づいてる…そんな気がした。

でもあえて知らないふりをしてくれるのは、やっぱりそれがドンへの為に一番いいってわかってるからだよね？

そんな気がした私は最後まで見透かれないように必死で装う。

A『なついてたって…なんかワンちゃんみたいないい方ねっ。

でもヒチョルやカンインよりは私のいう事、よく聞いてくれたかも？(*^^) なぁ～んて･･･』

あくまでもいちスタイリストとしての姿勢を崩さないように…

ありきたりの大人の会話を続けてる3人。

2人のヒョンと笑顔で話すAさん。

でもそのAさんの笑顔が、妙に不自然に感じた俺。

もしかして、Aさんもドンヘと同じ気持ちなの？

そして俺達に一通り衣装の説明をしたAさんが、

A『はい、今日の衣装はこれだけ！ほんとはみんなにあいさつしたかったんだけど、他のアーティストさんも待ってるんで、もう行くね。』って…

HC『Aさん、元気で。こっちにくる事があったら顔出してよ。』

A『ありがとう。みんなも働きすぎて身体壊さないようにねっ。

そして、ヒチョル氏、今ここにいないメンバーにもよろしく伝えてくれる？』

そういうと最後まで笑顔で部屋を後にした。

その背中をみつめる事しかできない俺。

その時、、、ヒチョルヒョンがひとこと。

HC『ヒョク、、、ドンヘの様子見てこい…』

テレビ局で唯一誰にもみられず1人きりになれるこの非常階段。

かなり前に

EH『１人きりになりたい時にいつもここに来るんだ･･･』とヒョクに教えてもらったこの場所。

その時は1人でこの場所に来るなんて思ってもいなかったけど、今のこの情けない状況を誰にも見られたくなくて…

その時、空を見上げるとポツポツと雨粒が…

なんだか俺の気持ちと一緒…

いっそのことドシャ降りになって、Aさんに対する気持ちまで全部流してくれないかなっ…なんて本気で考えていた。

ドンヘを探しに行けと言われたけど、あいつのいそうな場所ならある程度わかるつもり…

それより先に、まずはAさんの気持ちを確かめなきゃ！