ジェジュンからのメール。 HC・EHside ページ26
あと20日でソンミナの入隊。
実質上の仕事は明日から始まるアルバムのレコーディングを残すのみ。そのレコーディングが終わり次第、長期休暇をもらえるようになっている。
普通なら、実家に戻って少しゆっくりしたり、普段あえない友達と飲みに出かけたりするんだろうが、あいつにはもっと大事なことがあるはずだってそう思ってた。
でも唯と別れたといったあの日から、ずっとソンミナを見てきたけど…
あいつの中のプロ意識から仕事はそつなくこなしてるけど、なんとなく覇気がないというか暗いというか…
きっとあいつの中で唯との事はまだ終わっていない。そんな気がしてならなかった。
けど、一向に立ち上がろうとしないあいつ。
正直、俺はそんなあいつに苛立ちを感じていた。
そんな時、俺の携帯にジェジュンからのメールが舞い込んできた。
ジェジュンからのメールは俺達のスケジュールを確認するメール。
『ヒチョルヒョン…アンニョ〜ン(*^^) 元気にしてる？俺達は全員、元気〜！
実は今週末から家族そろってソウル入りする予定なんだ。
それでねっ、そっちに行った時、サラを連れて宿舎にお邪魔してもいいかな？
あとみんなに会わせたい人もいるので、スケジュールを教えてください…』
会わせたい人？って…誰だ？
かなり気になるジェジュンのメール。
もしかして？
頭によぎったのは唯・・・
あいつ、唯を連れてくるつもりなのか？
レコーディング3日目の夜…なんとか終わりが見えてきた金曜日。 休憩室で用意されていたお弁当を食べてると…
HC『明後日の日曜日なんだけど、みんな、身体、空けとけよ。』と有無も言わさないヒョンの言葉。
げっ(ｰｰ;)どうしよう？その日、俺、デートの約束してるんだけど…
EH『ヒョン…それって丸一日？』デートだということを悟られないように、さりげなく聞いてみると…
HC『あっ、そこまで確認しなかったなぁ〜 まぁ〜後から聞いてみるけど…お前、なんか用があんの？』
EH『へっ？』急な切り返しに声が裏返る。
KH『もしかして、ヒョクちゃん…デート？』気がつかなくていい事ばかり気づくうちのブラックマンネ。
するとその言葉を聞いたヒョンが
HC『そういうことかっ… なら、宿舎でデートにしろよ。』
へっ？それって、もはやデートって言わなくない？
でも
HC『ヒョク、別に文句はないよなっ。』
このヒョンに逆らえる気力も体力も今の俺には残ってない。
ごめんなっ、ﾁｪﾘﾝ…
特別ゲスト・・・ DH・EHside→←暗闇2 SM・SD・HCside
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作者名：ミッキーママ
| 作成日時：2015年6月4日 23時
