君じゃなきゃダメなんだ…第3章 (ページ18)

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マネージャーの話…　KN・DHside ページ18

まもなくギュも到着して、ソンミナ以外全員が揃った。

ﾖﾝｼｸ『さっき、奈央から連絡もらった。ヒチョルにも連絡したって言ってたけど、聞いたんだよなっ？唯ちゃんの状況。』マネージャーの言葉に顔を上げようとしないヒチョルヒョン。

ﾖﾝｼｸ『こんなに残酷な現実を認めたくない気持ち、それはわかる。けど、俺達はそういう感情だけで動くわけにはいかない。それはわかってるよなっ？』

UJ『なにも今日そんな事いわなくても…』

ﾖﾝｼｸ『明日から早速「SuperShow6」のスタッフとの顔合わせと打ち合わせが始まるんだ。のんびりもしてられない。』

優子『のんびりだなんて言い方・・・ないと、ないと思います(T_T)』

優子の言ったことは、みんなが胸に抱えてる事。

でも俺達はプロなんだという思いもちゃんとあって…

HC『優子、お前の気持ちはわかる。でも俺達はこういう状況になった時、みんなして立ち止まるわけにはいかないんだ。ウンジュ、悪いけど優子と2人は席を外してくれない？』

メンバーだけになってマネージャーから…

ﾖﾝｼｸ『明日の顔合わせで発表することになってたんだけど、事務所的には「SuperShow6」の振り付けは全面的に唯ちゃんに任せるつもりだった。でも、今回の事でそれはかなわなくなった。』

マネージャーの言葉にみんなの顔が一気に曇る。

SW『唯の足はもう今までのようには動かないの？』シウォニの目にうっすらと涙。

HC『リハビリをすれば歩くことは可能かもしれないけど、ダンサーとしての再起は難しいって医者から言われたらしい…』

DH『1mmも可能性はない？』俺のすがるような言葉に、隣にいたヒョクも

EH『100％ダメだなんていいきれないはずだよ。ヌナなら、ヌナならきっと…』

俺とヒョクの気持ちは一つ。

ヌナからダンスがなくなってしまうなんて考えたくない…

ﾖﾝｼｸ『もしかしたら、また踊れるようになる可能性はゼロじゃないのかもしれない。でもそれは今すぐにという事にはならない。それが事実だ…そうだろっ？』マネージャーの言葉の重さをかみしめる。

きっとこうやって話しているマネージャーもこの現実に言い知れない怒りを感じている1人だ。

KN『悔しいなっ…また唯と一緒にやれるはずだったのに。

悔しくて仕方ない!! けど、みんな、俺達はこんな時にも前を向かないといけない。世界で待ってるE.L.Fのために…わかるよなっ？』