君じゃなきゃダメなんだ…第１章

緊急事態。 ページ11

Aさんのその言葉に思い出す。

A「私のこれからの目標は前にちょっとだけ勉強してたスタイリストの仕事に就く事。

これからは仕事に生きる女になるの(*^^*)」

という事は目標達成したって事？

玲「私達のこのプロジェクトがスタイリスト初仕事？」

A「まっさか〜！ それなりに実績がなきゃSMさんが社運をかける大型新人ガールズデュオの専属として雇ってくれるわけないじゃない…(^_^)v」

ということは、Aさんもちゃんと目標達成していたって事だよねっ。

玲「でもこんな形でAさんと仕事ができるなんてなんだか夢みたい！
Aさん！よろしくお願いしますねっ…」



初顔合わせも無事に終わり、会議室から出ようとすると、そこにいるメンバーに統括マネージャーの広田氏(現トムカのマネージャー)から通達が…

広田「みなさん、今回の2人デビュープロジェクトには壮大な計画があります。

彼女達には無駄にプレッシャーを与えるのは得策じゃないと思い伏せておりますが、

あの2人にはソウルでのデビューも考えています。

必然的に彼女達にもみなさんにもハングルを使う場面にかなり遭遇すると思いますので、ある程度の理解が出来るようになっていただきたいと思ってます。宜しくお願いします！」

ハングル？って韓国語？

するととなりに腰掛けていた振り付け担当らしき男性が、

振り付け師「韓国語はやっぱり必須ですよね〜(^^;;
俺も観念して習いに行かなきゃかな？」って…

こりゃぁ〜、大変な事になっちゃったみたいだなぁ〜

早速◯◯ラーニング的な韓国語版を購入して、仕事以外を全ての時間を韓国語の習得に費やす日々。

おかげさまで、玲ちゃん達のゲリラライブを3日後に控えた頃にはゆっくりならば相手に言ってる事、自分の伝えたい事ぐらいは話せるように…

美樹「すごい！私より話せるんじゃないかなぁ〜。もしかして韓国人の彼氏でも出来ました？」

玲ちゃんの相棒の美樹ちゃんからお褒めの言葉…

でも、最後の言葉は禁句ですよ！
私は今、仕事に生きてますから(￣^￣)ゞ



でもこの私の努力が、無駄になるやもしれない事態が…

なんと主役の1人である美樹ちゃんが声帯ポリープで声が出なくなり緊急手術をしたらしく、今後の方向性を決める為の会議が急遽開催される事になった。

会議室に心配そうな面持ちのプロジェクトチームメンバーと今にも泣き出しそうな玲ちゃん…

大分参ってるみたいだなっ…

でもこれから私達、どうなるの？

初体験。 +DHside→←意外な人。 +玲side

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