曲がり角のあなた…2

回想＊9＊ 誤解 ページ48

〜 Ｙｏｕ side 〜

家に帰って一人になると、つい考えてしまうさっきの事。

シウォニにちゃんと確かめた方がよかったのかなっ？

『どうしてユラを抱きしめたりしたの？』って・・・

でも怖くてとても聞けなかった…

ただ慰めていただけ。そう思いたかったから、私は聞けかなったんだ。

でも、、、

慰める事って試合の事？

それともヒョクと別れた事？

もし後者だとしたら、なんで別れたの？

あんなに仲良かったのに…

考え始めたら止まらなくなっていた。



〜 ＤＨ side 〜

ギュオンが言ってた事がやけに気になった。

GO『あとAにも本当の気持ちを聞きたい。なぜ、シウォンとちゃんと向き合わないかをね…』

この間から気になっていたんだけど、、、

もしかしたらAの中でヒョクの存在が大きくなり始めてるんじゃないかってそう思えて…

だから罪悪感からシウォニの事も責められない。

違う？

この勘、、、当たってなきゃいいけど・・・俺って、こういう勘って鋭いんだよね(ーー;)

こういう状況になるとAはシウォニと付き合ってる自分を責めてしまうだろう。

そして・・・どちらとも距離を置く。

そんな事になったら、完全にAから笑顔が消える。

というか、、、もうAと会えなくなるかも。

そんな嫌な予感ばかりが頭から離れなかった。



〜 ＧＯ side 〜

ドンヘと別れ、部屋へ入った途端その場に座り込む。

色んな事が起き過ぎてほとほと疲れた。

走り回った事で体はかなり疲れ切っているのに、頭の中はいまだ休まらない状態・・・

Aがシウォンと向き合えない理由。

ユラを抱きしめたシウォン。

私だったらいくら慰めていたとしてもやっぱりショックだし、行き過ぎた行動なんじゃないかって責めたくなる。

でも、Aはそれをしなかった。

もしかして、Aにはシウォンを責められない何かがあるの？

それはユラにも共通してる？

シウォンの胸で泣いていたユラを責める事が出来なかった。

それって、、、それって、、、

Aの中にヒョクがいるって・・・そういう事？

その考えが浮かんだ時、Aの気持ちが少し理解できる気がした。

そして帰り道で言ったドンヘの何気ない

DH『ヒョク達が別れたことを知った時のAの様子がちょっと変だったんだ…』

という言葉を思い出していた。

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