曲がり角のあなた…2

回想＊2＊ 真夏の出来事 ページ5

〜 ＧＯ side 〜


私がマネージャーになってはや6ヶ月。どんなことが起きるのかって心配半分、興味半分で見てきたけど…意外に何も起こらず。

そりゃぁ〜、初めてあった去年のクリスマスから比べたら、私とユラとシウォンの距離は飛躍的に近づいたけど、それはあくまでも友達としてで…

そんな6月中旬の練習終わり…

部長から重大発表と称して体育館に集合させられた私達。

部長『みんなに集まってもらったのは、夏恒例の合宿の件なんだけど…』

後ろの方で「お〜！！」という先輩たちの歓喜の声。

部長『おい、おい！そこ静かにしろ！』

どうやら夏合宿って先輩たちにとっては歓喜の声が上がるくらいに楽しい出来事の様で…

GO『なんか楽しそうだねっ』

YR『あっ、う、うん…』

ユラに話しかけると、思いのほかテンションは上がっておらず…なんとなく不思議な印象を受けた。

ユラ、あんたにとっちゃこの夏合宿って絶好のチャンスのはずじゃないの？



〜 ＳＷ side 〜


今年も恒例の夏合宿。

去年まではまだAと付き合ってなかったから、とても楽しみにしていた行事だったけど、

今年は、Aと…(*^^)

なんて事を考えていたら、

GO『シウォン、なにニヤニヤしてんの？』

YR『ほんとだっ…なんかよからぬ事を考えてるんでしょ、、、あ〜、やらしい( 一一)』

って2人から鋭いツッコミが…

最初はとっつきにくいと思ってた2人だけど、

ギュオンは、かなりブラックがキツイ面白い子だし、綺麗を鼻にかけて気取ってるかと思ってたユラも意外と気さくで人懐っこい子。

この半年で、人は見かけだけじゃなくしっかり付き合わないとわからないものだと勉強させてもらったよ。

SW『よからぬ事なんか考えてないよ。ただ・・・』

YR『ただ？はい、その後は？』

SW『俺達にとって初めての夏なんで、みんなとワイワイすごしたいかなぁ〜って…』

GO『みんなって誰の事？』

YR『みんなっていうぐらいだから・・・Aの事だけじゃなさそうねっ』

2人してじわじわ攻め立ててくる。

SW『みんなっていうのは、、、Aだろっ。』

GO『はい、そこ一番ねっ。次は？』

SW『ヒョクとドンヘ、ギュオンとユラ。なっ、一緒に海、行かないかっ？』

すると2人して顔を見合わせ、プ〜っと吹き出した。

YR『チェ・シウォンくん、模範解答、よくできました！』

GO『早速、あの3人にも言って計画立てなきゃねっ(*^^)v』

って、最初からそのつもりだったみたいだなっ…

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