回想*1* 嫉妬 ページ16
〜 SW side 〜
2人を心から心配していたのは事実・・・でもその2人の姿を見た途端、俺の中で違う感情が・・・
これって、嫉妬?
そんな俺の感情を瞬時に読み取ったのか、Aがヒョクの背中から慌てて降りると、足を少し引きずりながら俺の目の前まできて手を握り、
A『ごめんなさい。私の不注意で教会で足を捻っちゃって歩けなくなっちゃったの。それでヒョクに…』
一生懸命にいい訳し始めた。
でもだんだん声も小さくなって、小さな体を更に小さくしたA。
するとヒョクが後ろから、
EH『俺が付いていながら、こんな怪我させちゃって…ごめん。』
その言葉に確信した…
俺はヒョクに嫉妬してる。
そして俺がとった行動は・・・
Aの前にしゃがみ込み、足首に手を添える。
SW『すごい腫れてる。大丈夫な訳ないよなっ、そうだろっ?A…』
かなりの腫れ具合に、さぞ痛かったんだろうと素直にそう思った。
その時初めて邪念抜きでAの事が心配になってきた。
SW『とりあえず、部屋に戻ろう。』そういうとAを抱き上げる。
A『シウォニ、私なら大丈夫。部屋までだったら歩けるから…』
恥ずかしいんだろう・・・あっという間に赤くなるAの耳。
SW『こんなに腫れてるんだ。もう無駄に歩かない方がいい。恥ずかしいのはわかるけど俺のいう事を聞いてくれよ。』
そういうと初めて笑顔をくれたA。
自然と俺まで笑顔になった。
そしてヒョクに向かって、
SW『ヒョク、Aをここまで連れて帰ってくれて・・・ありがとなっ。』
〜 DH side 〜
シウォニの横顔…やけに真剣に2人を見つめてる。
もしかして、シウォニ・・・お前 ヒョクに 嫉妬してる?
シウォニのその嫉妬心に気づいたのか、Aもやけに顔色をうかがってるかに見えた。
そんなAを助けたいヒョクは俺達に向かって
EH『俺が付いていながら、こんな怪我させちゃって…ごめん。』
でもその言葉がなお一層、シウォニの嫉妬心をあおってる。
一瞬の沈黙。
ここは俺の出番とばかり、言葉を発すると緊張の糸が切れたみたいにホッとした表情のA。
でも、シウォニの気持ちは収まらないみたいで、Aの足首を触ると、部屋に連れて帰ると言いだし、みんなの前で抱き上げる。
Aの彼氏は俺だって・・・そうアピールしてる?
そしてヒョクに一言
SW『ヒョク、Aをここまで連れて帰ってくれて・・・ありがとなっ。』って言ったんだ。
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りえ(プロフ) - 桃さん、あけましておめでとうございます。私もこの話のドンちゃん大好きです。肝試しではいろんな思いが交錯する予定、、、ご期待くださいませ〜! (2015年1月2日 12時) (レス) id: b613846f13 (このIDを非表示/違反報告)
桃(プロフ) - りえさん、明けましておめでとうございます(*^^*)またまた青春してる~、このお話しの中のドンへ呑気そうで好きです(笑)肝試しどうなるか楽しみにしてます(*´∇`*) (2015年1月2日 12時) (レス) id: eb4f6a90df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミッキーママ | 作成日時:2014年12月30日 17時