あなたと夢を追いかけて〜第９章

赤い糸・・・　　+YNside ページ41

ﾘｭｳ『君が彼女を支えたいと思う気持ちは十分理解できるが、果たして彼女がそれを受け入れるか…

そこは彼女次第だなっ。

自分の夢を実現させようって頑張るこの2ヶ月間、君が彼女にとって何をするべきかを十分に考えて行動しなさい。

方法はきっと一つじゃない…君が彼女を思う気持ちが本物なんであれば、彼女の成長の妨げにはなるようなことは慎むべきだと私は思うがねっ…』

Aの夢。

Aが俺に打ち明けようとしていた事ってこの事だった？

でもあの時点で俺にそれを打ち明けなかった…

なぜ？

話しても無駄だと感じたのか？

それとも夢より俺と一緒にいる事を選んだ？

どっちなんだよ…A。

ﾘｭｳ『Aさんは、最初この話を断るつもりみたいだったと聞いている。

きっと自分の夢より、ユノ…君といることを選んだんだろう。

でも今回の事がきっかけで彼女は彼女なりの答えを出して海外へ旅立つ。

それが何を意味するのか、私にもわからないが…ここからが君達の絆の強さが試される時じゃないのかな？

ユノ、君は離れていく彼女の事を切ってしまえるかね？』

リュウ氏の問いかけに自分の気持ちを整理してみる。

Aは自分の夢の為に俺を切ったのか？

正直、海外でレッスンを受けることを承知したAの真意がわからない。




瞳「ユノにはあんたがどこでレッスンを受けるのか教えないつもりみたい。

もちろん、携帯の事も伏せておくって…連絡が取れない状態でもAの事忘れずに一途に思い続けていられるのか？ それがユノに課せられた試練。

A、あんたには、ユノを信じて頑張る強さ・そしてユノには気持ちが届かない場合でもAの事を思いやれる一途な気持ち。

その2人の思いの強さを確認した上でリュウさんは公表に踏み切ろうって思ってるみたい…私の希望的観測もあるので絶対とはいいきれないんだけどねっ…」

A「じゃぁ〜…私が返信をかえせないのは私がユノの事を諦めてしまったってユノが勘違いする可能性もあるって事ですよね？」

瞳「そういうことになるね…」

A「瞳さん…そうなった時、私はどうすれば？」この条件にさっきまでの大丈夫という感情が薄れていく。

瞳「A、もしユノがそういう風に思うとしたら…」

A「そういう風に思うとしたら？」

瞳「はっきり言わせてもらうけど…Aの赤い糸はユノには繋がってない。そういうことなんじゃないかな？」

その言葉に胸を引き裂かれる思いがした。

連絡不可能？　CM・JJ・YNside→←誰にも言えない？　+YNside

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