あなたと夢を追いかけて〜第９章

試練の時… +YNside ページ38

携帯没収…連絡用のみの新しいスマートフォンがテーブルの上に置かれる。

瞳「今の携帯を置いてこの携帯を手にしたら、リュウさんからの詳しいこれからのスケジュールを話す。この計画は私とトムさん、そしてユノしかしらない…
ユノには明日、リュウさんが直接真意を確認した後でこの計画を話すつもりだって聞いてる。どうする？A…」

私とユノの繋がりの強さ。

一つになるまではあれだけ不安だった。

けれど今、心の奥でふつふつと湧き上がった思い。

私も知りたい…ユノとの繋がりの強さ…

たとえ一緒に過ごす事の出来ない日々があったとしても…

あの日確認しあった気持ちは本物だって、私達なら大丈夫だって…

A「やってみる。頑張ってみる。オーディションの件も、ユノとの事も、逃げないで、今自分が置かれてる現実とちゃんと向きあってみる。」

瞳「A…」

A「私自身も知りたい。私とユノがちゃんと赤い糸で繋がってるかどうかを…」



ﾘｭｳ『ユノ、私は何が何でも君とあの女性の事を反対しようと言ってる訳ではない。ただ君の気持ちが本物である事を見極めたいんだ。』

俺の気持ちを見極める？

ﾘｭｳ『今のこの状況に流されるだけの公表はペン達の気持ちを惑わすだけだ。ペン達あっての東方神起。そんなペン達を冒涜する行動は私としても認められない。

だから、君達2人の気持ちが本物であるかどうかを私自身の目で見極めたい。私の言ってる事、理解してもらえただろうか？』リュウ氏の言いたい事は理解できた。

YN『リュウさんが僕達の事を認めていただいた時、それは事務所sideも僕らの交際を認めていただけるという事ですか？』

ﾘｭｳ『もちろん。その時は君の最大の理解者になるつもりでいる。どうかね？』

どんな難題を突きつけられたとしても、ここまで言われて引きさがる訳にはいかない。

俺がAを守らなきゃ。

YN『わかりました。内容を教えて下さい。』

俺の一大決心を聞いたリュウ氏。

ﾘｭｳ『よかった。君ならそういうだろうって信じてたよ。すでに彼女の方にはこちらの条件を提示して今朝OKをもらってる。』Aにも条件がある？

ﾘｭｳ『今から私が君達に出す条件は、君達にとっては、最大の試練になるかもしれないが、その先にある輝かしい未来を信じてクリア出来るように頑張ってほしい。

君の夢も彼女の夢もきっとかなう。私はそう信じているから…』

リュウ氏の口から出たAの夢…

それは一体なんなんだろう？

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