あなたと夢を追いかけて〜第９章

ユノの憂鬱。　+JJ・YC・（人3）side ページ12

ワゴンに乗って仕事に向かう中、俺の横で携帯をみたユノの顔色が変わった。

何も言わずに窓の外に視線を移したユノに

JJ「どうかした？」

YN「あっ、Aからメールで話したいことがあるって…」

JJ「何の話？」

YN「わからない…」淡々とこたえるユノ。

相当凹んでるみたいだな…

それ以上会話を続けることが出来ずに、ちょっと向きをかえて目を閉じた。




ヒョン達の態度が少しおかしい？

そう感じているのは俺だけではなさそうで

CM「ユノヒョン…なにかあったんですかね」俺の横に座っていたチャンミンも気づいてるみたいだ。

YC「そうみたいだね…」ヒョンの凹みようが妙に気になって前の座席に座っているりえにメールを入れてみた。

「昨日、Aと話しできた？」メールに気づいたりえが速攻で返事をくれた。

「うん。少しだけだけど…撮影の合間にちょっと話せる？」




今日は雑誌の取材とアルバムのジャケット撮影なので、時間的には大丈夫のはず。

ユチョンとのメールを終えて携帯をしまおうとした時、携帯のバイブがブルブル。

着信は奈央さん…

奈央「もしもし、りえちゃん！元気？」

りえ「奈央さん？どうしたんですか？今どこですか？」

奈央「今、事務所…こっちで雑誌の取材と撮影があるんでしょ？」

おっ…相変わらず情報早いなぁ〜ww

りえ「はい。あと20分もしたらそっちに着きますから…」

奈央「そう、じゃぁ〜ちょっと話せる？Aちゃんの事でちょっと耳に入れておきたい事があるんだ。」

えっ…こっちもAの事？

りえ「わかりました。じゃぁ〜事務所で…」そう言って電話を切った。

その途端、後ろの座席からジュンスが

JS「ねぇ〜りえ…今の奈央さん？」

りえ「うん、そうだよ。」

JS「そう言えば、そろそろソンミンヒョンのミュージカル始まるもんね。」

それが奈央さんの来日の目的な訳か。

でも来た早々Aの話って…どういうことなんだろう？




更衣室から携帯を握り締めてスタジオへと向かう。

メールを送ってからもう10分以上たつのに何の返信もない…もしかして仕事中？

その時後ろから

美樹「Aさぁ〜ん!!」美樹ちゃんの声。

A「美樹ちゃん…久しぶり!!どうしたの？」

美樹「仕事初めて初めてのオフ〜!! みんなの顔を久しぶりに見たくって…」

ニコニコ顔で近づいてきた美樹ちゃん。自信を取り戻したのかその笑顔はキラキラしていて、今の私には少し眩しすぎるよ…

私に任せて！　　+（人1）side→←ちゃんと話さなきゃ…　　+（人２）・YNside

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