君のそばにいたいから、、、第２章

何も言えない。 +ｿﾝﾐﾝ・(人５)・ｼｳｫﾝside ページ15

しばらくして2人が戻ってきた。自然な感じで合流したので少しほろ酔い気分のみんなは気がつかない。でも俺の横にいた奈央が、
奈央「戻って来たね。」みんなにわからないように日本語で…
ｿﾝﾐﾝ「そう？」気がつかなかった振り。

でもきっと奈央にはばれてるかなっ…

あまり低いトーンのソンミンの相槌にそれ以上、言葉をかける事が出来なかった。さりげなくソンミンのそばからイェソンの隣に…
私の困った表情に、苦笑いしながら、
ｲｪｿﾝ『奈央が気になるのはわかるけど…これから先はソンミナの問題たがらさっ…』
奈央『って事は…オッパも気づいてた？』
ｲｪｿﾝ『まぁ〜ねっ(^_^;) ここのところ、ソンミナの視線の先にはいつもAがいたからねっ。』
奈央『そうなんだよねっ…でも、ソンミンはけっして自分からグイグイいかない。今回もシウォンに対して一歩引いてるような気がして…』
ｲｪｿﾝ『まずは周りの人の気持ちを考える。それがあいつのいいところでもあるんだろうけど…Aの気持ちがもしソンミナにあるんだったら、辛い思いは自分だけじゃないって事ちゃんとわかってるのかな…』

ｼｳｫﾝ『Aヌナ、さっき言ってた事なんだけど…』いざとなると切り出しにくい。
A『さっきって？私がシウォンを避けてるって事？』
ｼｳｫﾝ『うん…さっきはヒョンがいたから引き下がったけど。俺はまだ納得してない。だってライブ前と明らかにヌナの態度、違うし…』
とりあえず俺の胸のうちは伝える事ができた。
するとヌナが大きな溜息を一つ。
A「やっぱり、そこをはっきりさせたいの？」そして、日本語でブツブツ。
ｼｳｫﾝ『日本語じゃわからないよ。なんて言ったの？』

確かにシウォンの言う通り、私は意識的にシウォンを避けていた。でもそれは私がまだ、自分で自分のはっきりとした気持ちもわからないのに、それを相手にどうやって伝える事ができるの？

その時、シウォンが一歩ずつ私に近づきながら…
ｼｳｫﾝ『ヌナ、今、何を考えてる？』
A『何って？』
ｼｳｫﾝ『俺の事、考えてくれてる？』
大きな意味でいうとそうなる。
でもここでうなづくと誤解されちゃう。それくらいは何と無くわかる。
A『シウォン…』
ｼｳｫﾝ『俺はずっとヌナの事…』そう言いかけたシウォンの言葉を遮るように、
A『これ以上、私に何を言われても私はその言葉に何も答えられない。』
ｼｳｫﾝ『それって…俺は、どういう意味に受け取ればいい？』

恋だと確認できたら…　　+ｼｳｫﾝside→←２人がいない？　+ｷｭﾋｮﾝ・ｼｳｫﾝside

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