パパとママ （人8）side ページ8
案の定、、、
DS「俺は行かないよ。無理！凛と凛のお腹の中の赤ちゃんと離れるなんて、無理！ぜぇ〜ったい無理…」
やっぱりこう言うと思った。
でもあんなに乗る気だったお母さんまで…
DS母「今回は凛ちゃんと赤ちゃんの為にも、断った方が…」
DS「当たり前だよ、置いて行ける訳ないじゃん。
どうしても行けって言うんだったら、凛もついて来ないとダメだねっ。」
なんでこんなタイミングで妊娠なんてしちゃったんだろう。
私が大ちゃんの折角のチャンスを潰してるじゃん。
そう思うと悔しくて涙が出た。
「ごめん…私のせいで、大ちゃんの折角のチャンスを無駄にしちゃって。ほんとにごめんなさい。」
すると大ちゃんの優しい手が私の頬に…
DS「えっ、なんで凛のせいなんだよ。
赤ちゃんは俺と凛の赤ちゃんなんだよ…凛１人では赤ちゃんは作れない、そうだろっ？
それに俺は大事な人を守れたらそれでいい。いや、それが一番じゃん！
俺が男としてかっこいいって思うのは、そういう事…
凛の側にいて、赤ちゃんの成長を一緒に見届ける。こんなかっこいい事、他にないっしょ(笑)」
そういうと大ちゃんは私をゆっくりと抱き寄せ、
DS「ようやく本当のプロポーズが出来る。全力で凛とこれからの俺たちの家族を守る！
だから俺、いや僕と結婚してくれませんか？」もうたまんないくらいのイケボで囁く。
私は少し体を離して、大ちゃんの瞳をしっかりと見つめながら
「私こそ、大ちゃんと世界一あったかくて賑やかな家庭を作りたい…
ふつつか者の私ですが、末永く愛してください…」
そう言った私を見て、にっこり微笑む大ちゃんに愛情たっぷりのキスをした。
でもその後、すったもんだがあって…
私と大ちゃんは速攻で入籍して、私は佐久間の家に居候。
そして大ちゃんはあんなに拒否ってたワールドツアーに帯同することに、、、
うちの父親から
凛父「男だったら、一度くらい世界を経験してビックになって戻ってこい。
その間、君のご家族と私たち家族で凛と子どもの事は責任をもって守るから、一発かましてこい！」
それが結婚の条件だと言われ、泣く泣くツアー帯同を決めた。
それから８ヶ月後、ツアーを終えた大ちゃんが帰国。その後のレッスンは予約が秒で埋まる人気のインストラクターに…
あの決断は間違ってなかったんだね…
そして大ちゃんと私は無事にパパとママになりました。
特に大ちゃんは大甘のデレデレパパに…
会えなかった赤ちゃん （人8）side→←タイミング？ （人1）・（人8）side
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作者名：みっきーまま
| 作成日時：2024年1月15日 23時
