運命みたい +ラウールside ページ40
− A −
突然の告白にびっくりしてしまって…返す言葉をなくしてた。
その時に偶然にも懐かしい人に…
RU「もしかして、、、Aちゃん？」
RM「らう…」
「らう君？ほんとにらう君？久しぶりだね〜」
めめへの返事に困っていたので、心の中で「助かったぁ〜」って、ホッとした。
RU「めめも久しぶりだね…」
RM「今、仕事帰り？」
RU「うん…そうだけど…どうしてAちゃんとめめが？」
なんからう君…雰囲気かわった？
RM「Aさんが派遣社員として俺の会社に来たんだ。偶然で俺もびっくりして…」
「そう、会議室で再会して…思ってもいなかったから大きな声出して、初日から叱られちゃったんだよね。ねっ・・・」
すると少しだけホッとしたような笑顔
RU「そうなんだ…でも俺もびっくりしたよ、まさかこんなとこで５年ぶりにAちゃんに会えるなんて。」
やっと私が記憶してるらう君に会えた気がした。
「らう君のことはずっと見てたよ。色んなメディアに出ててすごいなぁ〜って思ってた。
でも私の知ってるらう君とはかけ離れてて少し寂しいなぁ〜って…
だけどさっきの笑顔みて、ちょっと安心したなっ。変わってないところもちゃんとあって、素敵な成長してるなぁ〜って思っちゃった。」
− ラウール −
いつもより少し遅い時間の帰宅…
大学の講義、あとは雑誌の取材と【FINEBOYS】の表紙撮影…大忙しの一日だった。
帰り道、いつもの公園を通りかかると、めめによく似た後ろ姿発見。
声をかけようと近づくと、女性と一緒で…
あれっ？もしかして
「もしかして、、、Aちゃん？」
俺の声に振り返ったのは確かにAちゃんだった。
その風貌はAちゃんと呼ぶことに躊躇するくらい大人の女性で、一気にドキドキし始めた。
でもこの時間にめめと２人という構図が気になり始めた。
その質問にどうやら棘があったようで、その後Aちゃんにちょっと突っ込まれちゃった。
A「らう君は今、大学生？モデルをやってることは色んな媒体見てればわかるんだけど…」
「うん、今も大学で講義うけて、そのあと仕事が何件か入ってて、今帰り…
でも偶然ってあるんだねっ…なんか運命みたいじゃん。」
そういうと２人が顔を見合わせて、なんか意味ありげな視線。
「あれっ？なんか俺、当てちゃった感じ？」
するとAちゃんが
A「そんなんじゃないよ。ただ懐かしい場所にめめが連れて来てくれただけだよ。」
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作者名：みっきーまま
| 作成日時：2024年1月15日 23時
