２人のはずじゃ… +蓮side ページ38
− A −
やっと１日目終了。
なんだかややこしいこの会社は３ヶ月で契約満了にしてもらおうかな。
会社を出てしばらくして…めめからショートメール。
RM『こちらのお店で待ってます。地図を添付しておきますね。』
と、まさにショートなメール。
約束だからと、ググりながらお店に行くと、そこにいたのはめめだけではなかった。
心の中で、どういう事？って思ってたけど声に出す訳にはいかず、ただただめめに睨みをきかせる。
JS「古川さん、まぁまぁ、まずは座りましょう♪」
この人は企画部の佐藤さん。
でもあとの2人は、誰？
KO「あっ、自己紹介が遅れました。僕は目黒さんより１年後輩の人事部、大橋 和也です。
目黒さんにはよく面倒見てもらってます。よろしくお願いします。」
えっ、私、めめの彼女と勘違いされてる？
SM「あっ、俺ですよね。俺は目黒さんと同じ営業部の森本 慎太郎です。
いつも目黒さんと一緒に仕事をしていて…ねっ、目黒さん。
だから今日も相棒として付いてきました。」
やっぱり勘違いされてる。
「あの、私とめめは…」
JS「そんな関係ではない。ですか？知ってますよ、それくらい。
でもめめの方は関係あるから、俺たち来てるんですよ。」
意味がちっともわからないんだけど…
「めめ、どういう事？」
すると
RM「お前たち、飛ばし過ぎ！順序ってもんがあるだろっ！
こいつらのいう事は気にしないで…久々の再会という事で飲みませんか？」
あっ、完全に話をすり替えられた…
でもめめにも面子があるだろうから、この事情はあとからじっくり説明してもらうとして、今日は飲みましょう…
− 蓮 −
こいつら、なんか面白がってる？
前に好きな人がいるって話をしたら根掘り葉掘りと探られ、そしてその人がAさんだとわかると、今日も付いて来るってしつこくて…
しょうがなくＯＫしたものの、初めからこんな感じだと、この先が思いやられるよ。
Aさんが大人な対応をしてくれてるうちに、早々に２人にならなきゃ…
JS「Aさんって、俺と蓮より２つ年上なんですよね。大人の女性って感じですよねっ。」
昌也特有の会話術…距離感の縮め方が半端ない。
それで数々の女子社員から【思わせぶり】がひどいって言われてるの自覚してる？
大橋と慎太郎も
KO「古川さんは今までどんな仕事してたんですか？」
SM「清楚で可愛い系だから受付嬢とか？」
こんな感じで前のめり
これは早い所、解散しなきゃだなっ
俺じゃダメですか？ 蓮side→←癖の強い会社 +蓮side
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作者名：みっきーまま
| 作成日時：2024年1月15日 23時
