あと少しだけ… 大介・照side ページ19
− 大介 −
みんなで再会を果たした夜…Aちゃんと離れがたくて、凛と菜緒ちゃんはラストまでいたデニーズを出てもなかなか離れようとはしなかった。
菜緒「A、今度こそは住所教えて・・・ちゃんと聞くまで、この手を離さないからねっ。」
凛「うん、またバックレられちゃうから、ここはちゃんと聞いとかないとね。」
そんな２人に苦笑いのAちゃん…
A「前科があるとなかなか信用してもらえないよぉ〜(笑)」
そこで俺からさりげなく、、、
「近くにカラオケあったから、行ってみる？」
するとふっかは
TF「ごめん、俺はここらで退散するわ。くるみもきっと心配して待ってるだろうし、まずは報告しなきゃ！でも、大介…今度またあの大宴会をセッティングしてよ。
ちゃんと日時がはっきりしてたら、くるみも参加できるし…」
そういうとタクシーで帰っていった。
なんかすごくいいパパしてるじゃん。
人って壁を乗り越えた後、ちゃんと成長できるんだなっ…その壁が高ければ高いほど。
− 照 −
佐久間さんの提案に菜緒も康二、若菜ペアも賛成。
もちろん言い出しっぺの佐久間さんも参加と思いきや、
DS「俺はあ〜たんがいるから先に帰るわ。凛は久しぶりにAちゃんや菜緒ちゃんとも会えたんだから、ゆっくりしてきなっ…」
俺らと別れた途端に、ダッシュで駐車場に…
凛「いつの間にか、一番が私から茜になってしまった感じ？
でも今は、そうやって家族になっていくんだなってつくづく思ってる。
ここはあ〜たんを大ちゃんパパに任せて、私は癒し時間を満喫するぞぉ〜！」
凛ちゃんも大変そう…あの家庭はある意味、子供が２人だからねっ。
そんな時、隣にいた菜緒がポツリ
菜緒「私はもうしばらく２人がいいなっ。照の１番をもう少し楽しみたいから(o^―^o)ﾆｺ」
うぉ〜、なんだこのあざと可愛さ…俺のツボを知り尽くしている菜緒。
あ〜、すぐに家に帰って押し倒したい衝動…
すると後ろから何やら野次が…
KM「そこの２人、公共でイチャイチャせぇへん〜！照兄、下心が丸見えになっとりまっせ〜」
「うるせぇ〜よ…康二」
すると若菜までが、
若菜「お兄ちゃん、菜緒ちゃんの事、押し倒すのは帰ってからにしてよね…」
くるりと後ろを振り返ると、手を繋いでる２人。
「康二、お前なぁ〜…」
KM「俺はここで押し倒したりせぇへんので…」って、ニカって笑ってた。
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作者名：みっきーまま
| 作成日時：2024年1月15日 23時
