検索窓
今日:5 hit、昨日:27 hit、合計:13,340 hit

シャイボーイ (人5)・康二side ページ10

− 若菜 −

あんなに大好きだった先輩から、今、私…告白されてる?

KM「聞いてる、若菜?」

驚きすぎて返事を忘れてた。

「私なんかでいいんですか?」

心の中にある不安を言葉にしてみた。

KM「若菜が、ええ!」

その言葉に涙がこぼれ落ちた。

KM「え〜っ?嫌やないよな?なんで泣いてんの?」

「だって〜、元カノがあのAさんですよ。私なんかを選んでくれるわけないって…」

KM「元カノなんて関係ないで。今、俺のこことここの中の殆どを占めてるんは若菜やで。」

と言いながら頭と胸の辺りを指を指す。

こういう例えが先輩の優しいところ…

私も真似して

「こことここがですか?私と一緒です。私も先輩でいっぱいです。」

どさくさに紛れて自分の思いも告白すると、先輩がちょっと照れくさそうに

KM「一緒だねっ」って言ってくれた。



− 康二 −

若菜の気持ちも一緒でよかった。

それにしてもこないにうまくいってええもんなのか?

ちょっと考え込んでたら

若菜「どうかしました?」

と俺の顔をのぞき込む若菜…

あかんわ、今日は頭のねじが壊れそうなくらい若菜でパンパンになっとる。

そやけど"先輩"ゆう言い方や、この敬語が気になる。

俺はもう若菜って言うてるけど…

「ねぇ〜、なんて呼んでくれるん?」って手を握ると、真っ赤になって

若菜「急に呼び方を変えられるかな?でも誰も呼んでいない呼び方がいいなっ…

康二君ってどうですか?」

「なんか新鮮でいいねっ。じゃぁ〜、次からはそれで呼んでな…ほんで呼ばへんと返事しぃひんから…あと敬語も禁止。」

すると繋いでおらへん方の腕でガッツポーズをしもって

若菜「頑張ります!!」

もう〜、かわいすぎる!

そやけど俺にはもう一つ大事な任務が…

若菜と付き合い始める事、岩本先輩にどう報告するかが最大にして難関任務。


なんとなしに離れがとうて、家の前で立ち話ししとると先輩の車が…

どうやら帰ってきたようや。

車を降りるなり、先輩が

HI「康二、やけにくっつきすぎてない?」

「いや、あの〜…」

菜緒「ひーくん、顔…怖いよ。はい笑って…」

ここは思い切って宣言しようとしたその時

若菜「お兄ちゃん、私、康二君と付き合うことになった!」

いきなり康二君呼びと交際宣言…

HI「マジで?」

そう言うた先輩の顔が、マジ怖い。

そやけどここは男らしく

「お兄さん、そういうことになったんで、宜しくお願いします。」

3年後(1)… →←これからの事… (人1)・(人2)side



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (7 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
24人がお気に入り
設定タグ:SnowMan , 恋愛 , 友情 , オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

りえ(プロフ) - カカオ砂糖さん» ご指摘ありがとうございます。 (1月13日 13時) (レス) id: fa9cfabba3 (このIDを非表示/違反報告)
カカオ砂糖(プロフ) - あの…オリジナル作品のタグが付いてます…。 (1月13日 8時) (レス) id: 61b8287146 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:みっきーまま | 作成日時:2023年12月25日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。