大介を支えたい… （人1）side ページ44
佐久間さんちに着くと渡辺さん達もすでに来ていて、立ち上がれない佐久間さんの背中をずっとさすっていた。
佐久間さんのお母さんが、
DS母「犬と一緒にしちゃいけないんだけど、聖都くんから託された愛犬のムーンも聖都くんと同じ日に虹の橋を渡っちゃって…
大介にとっては、親友と愛犬を同時に亡くしたものだから…
ごめんなさいねっ、皆さんに心配かけてしまって。」
すると宮舘さんが、佐久間さんの事を気遣う言葉を…
RY「大介は面倒見がよくて、海外から越してきたばかりの聖都に自分からよく声をかけていたんです。
小学生の時、人見知りだった自分と聖都をどこかで重ねていたようで・・・
俺たちと聖都を結び付けてくれたのも、大介なんです。
だから聖都にとって大介は、俺たちよりももっともっと深い絆で結ばれてて、
そんな大介にだけは聖都も嘘をつかずに全てを打ち明けてたみたいで、、、その思いを大介一人で背負ってたんです。
俺たちにも言わないでほしいって、そう言われたからって…」
SW「もっと大介の言動一つ一つに気を配ってあげてたらよかったって…
大介がこんなに苦しいのは俺たちにも責任があって…」
TF「俺たちが今できることは、大介を支える事・・・逆にそんな事しかしてあげられない。
心配かけてくれていいんです。俺たちはそういう仲間なんです。」
３人の言葉にお母さんも涙していた。
でも私にはもう一つ気がかりなことが…
「佐久間さん、凛やAはこの事、知ってるんですか？」
Aという言葉にわかりやすく反応した佐久間さん。
DS「菜緒ちゃん、今日が何の日か知ってるよね？
Aちゃんのお兄さんの晴れの日なんだ。
さっき、凛にも連絡を入れたんだけど、こんなにおめでたい日に、Aちゃんに辛い現実を突きつける事は出来ないって泣かれたよ。」
その言葉に私も涙があふれて止まらなくなった。
そして私たち７人は凛が揃ってから、聖都さんに最後のお別れをいいに行くことにした。
聖都さんちに行くと家の外に目黒君とらうくんの姿が…
２人とも泣きはらした目をしていた。
そしてらうくんは佐久間さんを見た途端、駆け寄り声を上げて泣き始めた。
中学生になったらうくんは随分大きくなって大人っぽくもなったけど、中身はあの頃と変わらずお兄ちゃんが大好きならうくん…
そんならうくんの涙にまた私たちは聖都さんがもうこの世にいないことを思い知らされた一日になってしまった。
思い出の場所… 蓮・ラウールside→←全てが繋がった？ 辰哉・（人1）side
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りえ(プロフ) - カカオ砂糖さん» ご指摘ありがとうございます。 (1月13日 13時) (
レス) id: fa9cfabba3 (このIDを非表示/違反報告)
カカオ砂糖(プロフ) - あの…オリジナル作品のタグが付いてます…。 (1月13日 8時) (レス) id: 61b8287146 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みっきーまま
| 作成日時：2023年12月25日 21時
