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一生、大切にします 辰哉side ページ42

半年前にくるみにプロポーズ…

腹を括る迄に3年、くるみと知り合ってからもうすでに7年という歳月が流れてた。

好きというまでにも時間がかかり、プロポーズにも時間がかかってしまった俺を辛抱強く待っていてくれたくるみ。

俺にしては上出来な嫁さんをもらえる事に、じわじわと喜びを感じている今日この頃…

くるみにOKをもらってから、その後も難関だった。

くるみ「うちの家族は曲者揃いだから、覚悟しておいて…」と釘を刺されていたけど、ここまでとは思いもしなかった。

お父さんとお母さんが好きなものをリサーチ、手土産として持っていく。

くるみの情報だと、お父さんから一発OKがもらえると思わないでねって…それだけ怖いってことだよね?

お母さんは明るい人なんだけど、今一つ距離感がわからない人らしい…

俺、、、意外と人見知りだからなぁ〜…

お兄ちゃんは種類としてはお父さんに近いとか。それって溺愛ってことだよね?

弟はなんだか絡みたがりらしい。

攻略法はいろいろと考えてみたものの、正当な手順を踏むのが一番ではないかという結論に…

お母さんと弟君は初日にクリア、お兄ちゃんも徐々に距離を詰めて4回目…そう日曜日ごとの訪問だったから約1か月でクリア、、、

最後の関門が大変だった。お父さんときちんと対面したのはお兄ちゃんをクリアした日、それから詰めに詰めて3か月。

最後は会社帰りにほぼ毎日…

最終日に

くるみ父「よろしくお願いします。」と頭を下げられた日は、思わずうれし涙…

「一生、大切にします。」と何度も繰り返していたらしい。

今ではちょっとした太鼓持ち。お父さんには一生頭が上がらないなっ…

そこまでしてやっとこぎつけた3か月後の挙式、披露宴。

そこに必ず出席してもらいたい仲間は中学のころから大の仲良し5人組。

ニューヨークへ行ってる聖都にも必ず出席してもらうからなっ…


LINEを送ってかなり経つのに、大介からの返信はなし…

招待状書きを手伝いに来てくれていた菜緒ちゃんとその付き添いの照、そしてくるみからせかされ、電話をしてみることに…

「大介〜!LINEみただろ?あいつの住所、早く教えてくれよ。」

DS「いや、それが…」

「今、ちょうど書いてるんだよー、招待状。」

すると思いもよらない言葉が、大介の口から放たれた。

DS「ふっか、落ち着いて聞いて。

聖都は結婚式には出席できない…」

「連絡してくれたの?」

DS「違う…聖都は亡くなったんだよ…」

全てが繋がった? 辰哉・(人1)side→←出せない招待状 大介side



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りえ(プロフ) - カカオ砂糖さん» ご指摘ありがとうございます。 (1月13日 13時) (レス) id: fa9cfabba3 (このIDを非表示/違反報告)
カカオ砂糖(プロフ) - あの…オリジナル作品のタグが付いてます…。 (1月13日 8時) (レス) id: 61b8287146 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みっきーまま | 作成日時:2023年12月25日 21時

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