最高のプレゼント 亮平・(人6)side ページ5
− 亮平 −
もしかして俺だけが忘れてた?
「ごめん、今日の三つ編みverを見て思い出したんだけど…もしかしてあの大宴会の時から気付いてた?」
すると亜美ちゃんがまっすぐに俺を見る。
亜美「気づくも何も私はずっとあの日から阿部さんの背中を追ってここまできたので、忘れたことなんて一度もないです。」
えっ?突然でびっくりしちゃってるけど、これってある意味、告白?なの?
亜美「すみません…なんか調子に乗っちゃってますね、私…いきなりこんな事いうなんて…
今のは一旦忘れてください。」
そんな事言われて、はい、忘れますなんていえないよ。
でもまだ俺には亜美ちゃんの気持ちを受け入れる用意ができてない。
「あの〜、、、」
亜美「大丈夫です。告白に聞こえたかもしれないけど、告白じゃないですから、返事とかはいらないです。
せっかく会えたのに、もっと楽しい時間を過ごしたいです。
阿部さんの気持ちが誰にあるのか、ちゃんと私わかっているつもりです。」
悩んでいる時間を与えてもらえないくらいに喋りきった亜美ちゃん。
男としてその気持ちは無駄にはできない。
「わかった。じゃあ〜、今日は思い切り楽しもう。ところでどこに行きたい?」
− 亜美 −
アメリカという、いつもと違う状況だから、こんなにも大胆に告白できたのか?
自分でもかなり驚き…
私にとって阿部さんの存在自体がすでに魔法なのかもしれない。
だけど、まだ阿部さんの心を占めているのはAちゃん。
私の好きよりももっと長い時間の好き。
私でさえ諦めきれないのに、そんなにすぐに忘れられる訳がない。
だから私の好きはしばらくはしまっておきます。
そんな気持ちを察してくれた阿部さんが優しい笑顔で
どこに行きたい?って聞いてくれたから…
今日だけはAちゃんからのプレゼントだと思って甘えてみる。
「ロサンゼルスといえば行きたいところは一つです。」
RA「ミッキーと…」
「ミニーが…」
RA・亜美「「いる所!!」」
RA「やっぱりそうだよね…じゃぁ〜、めいっぱい弾けちゃおうか?」
亜美「はい…弾けちゃいます!!」
そうして私は阿部さんと夢のような一日を過ごした。
その日、ホテルに戻ったのは夜の11時
今日があまりにも楽しすぎたから…不意に寂しさが襲う
でも今までのクリスマスの中で一番素敵な日になったから
『Aちゃん、素敵なクリスマスプレゼント…ちゃんと受け取りました。ありがとう』
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りえ(プロフ) - カカオ砂糖さん» ご指摘ありがとうございます。 (1月13日 13時) (レス) id: fa9cfabba3 (このIDを非表示/違反報告)
カカオ砂糖(プロフ) - あの…オリジナル作品のタグが付いてます…。 (1月13日 8時) (レス) id: 61b8287146 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みっきーまま | 作成日時:2023年12月25日 21時