結婚式 ページ39
聖都と別れて３ヵ月…
私は社会人になった。無事のに5月病にもならず、仕事に没頭していた。
菜緒や凛から時折付き合い悪いと言われたりもしたけど、まだ聖都との事が忘れられずウジウジしていたし、２人に心配はかけたくない。
いや、私自身がうまくいってる2人をみるのが正直きついというのが本音なのかも…
こんな現状の私なんだけど我が家もちょっとした変化が…
お兄ちゃんが以前から付き合っていた香織さんと結婚することになった。
お兄ちゃんらしからぬのデキ婚。
お母さんにとっての初孫、そして私からしたら初めての甥っ子、もしくは姪っ子。
気持ちが落ち込む毎日の中でのいいニュース。
そしておめでたい事がもう一つ、お母さんが再婚する事になった。
私が大学生になった頃ぐらいからお付き合いしていた方と第二の人生を歩む事になったのだ。
最初はアプローチされていたにも関わらず、ずっとお断りしていたらしい…
けど、その方の唯一の肉親である病床のお母様たっての希望で、その形を選ぶ事にした。
ずっと頑張ってきたお母さんだもんね…
私たちも大人になった事だし、そろそろ自分の幸せを考えてもいい頃だよね。
もちろん私もお兄ちゃんも反対はしなかった。
お母さんはその方の仕事の関係で3ヶ月後に仙台へ…
お兄ちゃんは早々に式場探し。
私も一人暮らしする為の準備を進めていた。
それから3ヶ月後のお兄ちゃんの結婚式の日、懐かしい人がアメリカから帰国
RA「A、久しぶり！元気にしてた？」
「亮ちゃん、おかえり！どうしたの？一時帰国？」
RA「招待状もらったんだよ、結婚式の…
でももうすぐ日本に帰るけどねっ。」
「就職決まったの？」
RA「T大学の研究室にねっ。なんとか潜り込めた感じ(笑)」
「そう言えば、亜美ちゃんも留学が終わって、こっちに帰ってきて早々にT大の薬学部に転入したんだよ。
じゃぁ〜、また一緒じゃない…亜美ちゃん、喜ぶよ。」
RA「まっ、まぁ〜、そうだねっ…」
そのあとわかりやすく何かあるって顔した亮ちゃん…
「亮ちゃん、向こうで亜美ちゃんと会ったのって、迎えに行ったあの日だけ？」
RA「いや、あの後も1ヶ月に一度は俺から誘って、２人で色んなところに行った。だけど…」
「だけど？ どうしたの？」
RA「彼女、帰る日を教えてくれなかったんだ。
あんなに頻繁に会ってたのに…気づいたら連絡取れなくなってて…」
あれっ？これって？
もしかして追いかける側が変わっちゃった？
（人8）のメール +亮平side→←聖都…逝く 大介side
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りえ(プロフ) - カカオ砂糖さん» ご指摘ありがとうございます。 (1月13日 13時) (
レス) id: fa9cfabba3 (このIDを非表示/違反報告)
カカオ砂糖(プロフ) - あの…オリジナル作品のタグが付いてます…。 (1月13日 8時) (レス) id: 61b8287146 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みっきーまま
| 作成日時：2023年12月25日 21時
