我慢しなくていいんだよ （人8）side ページ31
Aがやっと聖都さんとの間に起こった事を話してくれた。
A「私がいけなかったんだよ。
聖都の本当の気持ちを察してあげられなくて、完全に依存してた。
こんなんじゃ、一緒に行っても寂しい思いをさせるかもしれない・・・そう思って苦渋の決断だったんだと思う。」
菜緒はAの話を聞くなり、半分涙目でエキサイティング
菜緒「聖都さん、ちょっとひどくない？
依存したっていいじゃん、恋人なんだから…
甘えたっていいじゃん！Aの存在が聖都さんの力になることだってあるんだっつーの!!
あ〜！なんか一言、ガツンと言ってやりたい気分…"(-""-)"」って相当おこっていた。
まっ、お酒も入っているので、明日の朝にこのことを覚えているかは微妙だけど
でも私は、大ちゃんの様子や、Aが振られたという事実が違和感だらけで…
前に聖都さんとAの出会いを聞いたことがあって、純粋だなぁ〜って感じた事を今でもしっかりと覚えてる。
そんな聖都さんが、そんなことでAの事をバッサリ切ったりするのかな？
「A、それから一度も聖都さんと連絡とってないの？」
A「取ってないよ。そのままお別れしたんだから…」
「じゃぁ〜、いつニューヨークに行くかも聞いてないの？」
私の言葉に上目遣いでコクリとうなづくA…
こんなところは女の私でも抱きしめたいなんて変な感情が生まれるほど、愛おしいのに…
聖都さんがそんな理由でバッサリ切れるわけがない。
これは帰ったら大ちゃんを尋問せねば、Aの為に…
「大ちゃんに確認しとくよ。自分の中でちゃんと納得できてないんでしょ？見送りに行ってAの気持ちをちゃんと伝えた方がいい…
それでもだめだったら、次行こう!! Aだったら即効で次の恋に進めるから…ねっ、菜緒」
菜緒「うん、私がひーくんにお願いして、出会いの場をセッティングしてもらっちゃうから…」
A「２人とも、ありがとう…でもまだ私、聖都がいいんだよね…未練タラタラで気持ち悪いよねっ…」
って泣き笑い…
私たちはそんなAを見て、一瞬かける言葉を失った。
A「いやだ、２人とも、ここは笑うところだよ。じゃないと、なんかもっと惨めになっちゃう…」
今にも泣きだしそうAの頭をポンポンとする菜緒…
菜緒「泣きたい時は、我慢しなくていいんだよ、A」
っていつもの男気菜緒を久々に見れました。
譲れないこと （人8）・大介side→←心優しい親友たち +（人1）side
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りえ(プロフ) - カカオ砂糖さん» ご指摘ありがとうございます。 (1月13日 13時) (
レス) id: fa9cfabba3 (このIDを非表示/違反報告)
カカオ砂糖(プロフ) - あの…オリジナル作品のタグが付いてます…。 (1月13日 8時) (レス) id: 61b8287146 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みっきーまま
| 作成日時：2023年12月25日 21時
