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卒業旅行 +大介・(人8)side ページ29

− A −

あの日から一週間…菜緒と凛と卒業旅行の日。

ほんとは到底旅行に行く気分ではないのだけど、2人に悪いので参加することにした。

もちろん心配かけないように、2人には話してはいない。

駅前で2人を待ってると、菜緒が岩本さんの車で現れた。

HI「Aちゃん、久しぶり…菜緒、気を付けるんだぞ。あと帰りも迎えに来るから、ちゃんと連絡すること!いいな…」

2人のやりとりがいつもより眩しく映る。

菜緒「わかりましたよ。この頃のひーくん、お父さんみたいだよ。」

HI「へっ?俺はあなたの彼氏ですよ…お父さんじゃないです。じゃっ、Aちゃん、またねっ。」

そう言いながも、岩本さんの車が見えなくなるまで手を振っていた菜緒。

その背中を見つめながら、楽しかったあの頃の自分を重ねてしまってた。



− 大介 −

凛が菜緒ちゃんとAちゃんと旅行に行くってことで、待ち合わせの駅まで車で送っていく。

Aちゃんはあんなことがあったのに、この旅行を楽しめるのかなっ…そんなことを考えてるとまた無口になっていたようで、

凛「運転しているときに色んな事考えないでよ。危ないよ…もう〜」

そういうとほっぺを突かれる。

「ごめん、ごめん…それよりさっ、この旅行っていつ頃計画したの?」

凛「なんでそんなこと聞くの?」

名探偵のような凛が運転席の俺の顔を覗き込む。

「いや、べ、べつに…」

しどろもどろになる…だけど凛のいいところはこれ以上追求してこない。

車が駅に到着した後

凛「まっ、いいや。色々事情もあるだろうし、話してもいい頃合いになったら、いっぱい話してね。」

というと手をギュっと握って、車を降りて行った。

Aちゃん、凛にもきっと菜緒ちゃんにも聖都とのこと話してないんだねっ…

でもこの旅行で心の内を全部2人に話して、早く聖都の事を楽しかった過去の思い出にしてほしい。

それが聖都自身が一番、望んでいたことだからさっ…



− 凛 −

大ちゃんは必至で隠してるようだけど、きっと秘密は聖都さんとAに関すること。

あの病院へ送り届けたと聞いた日から、無言で考え込む時間が多くなった大ちゃん…

大ちゃんの沈黙はある意味貴重で、私としては、それはそれでかっこいい横顔が拝めるから嬉しいんだけど、何か悩み事があるのであれば一緒に悩みたい

って思ってるからねっ…大ちゃん!

心優しい親友たち +(人1)side→←お別れ会 +聖都side



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りえ(プロフ) - カカオ砂糖さん» ご指摘ありがとうございます。 (1月13日 13時) (レス) id: fa9cfabba3 (このIDを非表示/違反報告)
カカオ砂糖(プロフ) - あの…オリジナル作品のタグが付いてます…。 (1月13日 8時) (レス) id: 61b8287146 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みっきーまま | 作成日時:2023年12月25日 21時

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