特別なお出迎え （人6）・亮平side ページ3
− 亜美 −
飛行機に乗り込んでホッと一息ついたところで、Aちゃんからの手紙を取り出す。
封を開けるとラベンダーのいい香りが…
これはAちゃんなりの優しさ…
長い時間、飛行機に乗っている私がリラックスできるようにって…
こういうことが自然にできるからこそ、Aちゃんの周りにいる人は自然に笑顔になるんだろうとつくづく感じた。
手紙には…
『亜美ちゃん、今日は見送りに行けなくてごめんね。
その代わりといっては何だけど、頼もしいナイト２人にお見送りを頼みました。
この手紙を読んでいるという事は、会えたって事だよね。
亜美ちゃんの行動力にはいつも驚くばかりです。
私も亜美ちゃんのような強い信念をもって行動できる人になりたいな…
４月からは聖都たちも卒業しちゃうし、亜美ちゃんもいないから、かなり心細いですが…
私なりに頑張りたいと思います。
追伸
亮ちゃんの連絡先、同封しています。
同じカリフォルニア州だから、なにかあったら連絡してみたら・・・
亜美ちゃんが留学することも伝えてま〜す。
メリークリスマス!! Aより…』
そして本当に阿部さんの住所が記してある紙にLINEIDと携帯番号が…
Aちゃん、ありがとう。
私、この紙をお守りにして頑張るねっ。
− 亮平 −
亜美ちゃんの飛行機が到着する時間は９時５０分…
さっきアナウンスで10分ほど到着が遅れるって言ってたけど、ここで待ってたら多分会えるだろう…
それにしても亜美ちゃんはパワフルだなっ。
俺の場合は、結局Aの事があったから…
でも今となってはすごく勉強になるし、俺の夢に一歩一歩着実に近づいてる感じがする。
そんな事をぼんやり考えてるうちに乗客が続々と出て来た。
背は小柄だったよね？メガネじゃなくてコンタクトだったよね。あと髪の毛はセミロング？
そんな事を考えてると、三つ編みでメガネをかけた女の子が俺の前でピタリと止まった。
亜美「もしかして…阿部さん？」
「亜美ちゃん？あれっ？」
この感じの女の子、どこかで見覚えがあるような…
亜美「どうして阿部さんがここに？」
「えっ、聞いてないの？Aから頼まれたんだけど…」
亜美「きいてませ〜ん(｡＞д＜｡)!!」
「そうなんだ…でも、なんで顔を隠してるの？」
亜美「迎えに来てくれるってわかってたら、もっとちゃんとしたのに…」
って…
「そのままでも十分可愛いよ、亜美ちゃん(o^―^o)」
図書室の出会い… （人6）・亮平side→←男だけのイブ 翔太・涼太side
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りえ(プロフ) - カカオ砂糖さん» ご指摘ありがとうございます。 (1月13日 13時) (
レス) id: fa9cfabba3 (このIDを非表示/違反報告)
カカオ砂糖(プロフ) - あの…オリジナル作品のタグが付いてます…。 (1月13日 8時) (レス) id: 61b8287146 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みっきーまま
| 作成日時：2023年12月25日 21時
