新年早々のアクシデント +聖都side ページ16
− A −
今日は久しぶりのデート…
聖都は年末ぎりぎりまで仕事だったから、去年まで恒例だった初日の出も見に行けず。
今日は唯一の連休が取れたという事で、２人揃って初詣に出かけることに…
でも聖都の顔色が今一つ優れない。
「聖都…疲れてるんじゃない？」
SM「えっ？どうした？大丈夫だよ」
そういいながら笑ったけど、聖都の顔色がだんだん悪くなっていく。
そして高速を降りて目的地まであと少しというところで、聖都がハザードをつけて車を止める。
その時、聖都の額からもう尋常じゃないくらいの汗が…
SM「ごめん、Aから言われた時にやめにしておけばよかったかな…」
「車、ここに止めて病院行こう…」
SM「いや、ここからタクシーひろってAは帰って…ここから最寄りの駅だったら多分ワンメーターで着くから。ごめん」
「そんな〜、聖都を置いていけないよ。」
SM「さっきのパーキングで大介に電話したから、もうしばらくしたら迎えに来てくれると思う。」
「でも…」
SM「お願いだから、今日は俺の言う事を聞いてくれる？」
本当は佐久間さんが車で迎えに来るまで一緒にいたかったけど、私がいることで聖都をイライラさせてはいけないと思い、後ろ髪を引かれる思いでタクシーに乗り込んだ。
− 聖都 −
Aがタクシーに乗り込んだのを見届けて、もう一度車に戻る。
やっと薬が飲める…
このところ忙しくてつい薬を飲み忘れる日々が続いていた。
そのツケが今日に限って回ってくるとは・・・運に見放されてる感、半端ないよ。
久々に会うAを不安な気持ちにさせて、大介にまで迷惑をかけて、一体俺は何をやっているんだろう。
なんか情けなくなる…
30分程して大介が駆けつけてくれた。
DS「聖都!!ダイジョブか？」
「悪いな…ちょっと病院まで連れてってくんない？」
俺んちの車に乗り込んで、大介の車は一緒に乗ってきてくれた弟に…
DS「お前、ちゃんと検診いってんの？」
耳が痛い大介の言葉に
「この頃仕事で半年くらい、飛ばしてる…」
DS「何やってんだよ…体が一番だろ。Ｋ大付属でいいんだよなっ？」
「うん、悪いなっ…あと、このことは、Aには…」
DS「わかってる。ちょっと寝てろ…」
そういうと大介は少しスピードを上げた。そして俺はそっと目を閉じた。
次に目が覚めた時には、俺は病院の処置室のベットの上だった。
真横で心配そうに見つめる大介の姿…
DS「聖都…ダイジョブか？」
聖都の覚悟 大介side→←苛立ちと寂しさ… ラウール・（人3）side
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りえ(プロフ) - カカオ砂糖さん» ご指摘ありがとうございます。 (1月13日 13時) (
レス) id: fa9cfabba3 (このIDを非表示/違反報告)
カカオ砂糖(プロフ) - あの…オリジナル作品のタグが付いてます…。 (1月13日 8時) (レス) id: 61b8287146 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みっきーまま
| 作成日時：2023年12月25日 21時
