曲がり角のあなた…6（ＳＷ結末編） (ページ4)

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＊83＊　シウォンページ4

～Ｙｏｕ side ～

KH『ドンヘ先輩の事、ご存じなんですか？』

ドンヘ先輩？

A『へっ？な、なに？どういう事？』

私の慌てようを察したキュヒョナさんがドンヘと自分との関係を丁寧に説明してくれた。

そして一言。

KH『あっ！謎が解けた!!』

RW・A『なんの謎？』

絶妙なタイミングでリョウク君とかぶる言葉。

KH『実は合コンの写真を見せた時、やたらAさんの事を聞いてたんです。

でも正直、僕、あまりAさんの事覚えてなくて、、、すみません。』

A『私が働いてる場所とか言いました？』

KH『言ってないです。って言うか僕も今日知ったくらいですから！』

確かに…

KH『でも図書館で働いてる事は言いました。って事は…先輩は自力でこの図書館を探し当てたという事？ですよねっ？』

そう言われ心が揺れた。

KH『それほど、Aさんと会いたかったのかも…しれないですねっ。』

～ＫＨ side ～

僕の言葉に何か考え込んでしまったAさん。

その表情・・・もしかしてAさんにその気はない？って事なのかな？

A『あの～、ドンヘは、元気ですか？』

KH『元気ですか？って、どういう事ですか？』

RW『実はさぁ～、イ・ドンヘさん…10日前まで毎日ここに通って来てたんだけど、ピタッと来なくなっちゃったんだ。だからちょっと気になってて…そうですよね？先輩。』

もしかして、Aさんは先輩が会社を辞めたこと知らない？

KH『実は僕も知らないんです。』

A『えっ？どうして？一緒の会社なんですよねっ？』

この事は言っていいのか？それともオフレコなのか？ちょっと迷ったけど

KH『先輩、先週末で退職したんですよ。お兄さんの仕事を手伝うとかで…もしかして、知らなかった？』

～Ｙｏｕ side ～

先週末といえば、ユラのお祝い会で集まった時…

どうしてあの時に話してくれなかったんだろう？私が連絡しなかったから？

その時、キュヒョナさんが気がかりな一言を、

KH『先輩、仕事でシンガポールへ行くんです。確か、来週半ば辺りだったと…』

A『シンガポール？で、いつ帰ってくるんですか？』

KH『はっきりと聞いたわけじゃないけど、1年になるか2年になるかって言ってたから、帰る日は未定なのかも…』

えっ？また答えを伝えないまま、会えなくなるの？

それだけはダメ。今度こそはちゃんと伝えなきゃ…

A『キュヒョナさん、どこに行ったらドンヘと会えますか？』