曲がり角のあなた…6（ＳＷ結末編） (ページ18)

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＊97＊　シウォンページ18

～Ｙｏｕ side ～

EH『良かったぁ～。その答えが聞けてほっとしたよ。

ギュオンもユラも心配してたんだ。Aが俺達を傷付けたって気にしてるんじゃないかって…

だからなかなか自分の気持ちをシウォニに伝えられないんじゃないかって…』

SW『そうだったの？』

確かに、そう言う気持ちもあったけどそれだけじゃない･･･

EH『でもねっ、A。そんな事気にする事なんてないからねっ。

恋をすれば誰かを傷付けたり、傷付けられたり、そんなの当たり前の事なんだよ。

現に5年前のあの日、俺は自分の気持ちだけを押し付けてAを傷付けたし、軽率な行動でシウォニの事も傷付けた。

だけど俺はあの日の事、後悔してない。

そんな事を考えていたら誰かを好きになる事なんかできない。

だから今回の事、俺やドンへが傷付いたかっていえば、それは紛れもない事実だけど･･･
俺は自分が傷つく事も、誰かを傷つけるかもしれないのも覚悟で、Aに思いを打ち明けたんだ。

正直、こうやってAと話しをしているだけでまだ恋しい気持ちはあるけど…それはきっと時間が解決してくれる。

ドンへもきっとそうだと思うよ。

Aが幸せそうに笑っててくれたら、きっと俺達も新しい一歩を踏み出せる。

A、、、もうシウォニの手を離しちゃダメだよ。いいねっ？』

ヒョクのその言葉にもう溢れる涙を止めることが出来なかった。

～ＳＷ side ～

Aの瞳から大粒の涙がこぼれた。そんなAの肩を抱く。

そして心に誓う。もうこんな悲しい思いはさせないって･･･

その時テーブルに置かれた携帯から、今度は

EH『シウォニ、聞いてる？』

ヒョクが俺に向かって話し始めた。

SW『ヒョク･･･聞いてるよ。』

EH『シウォニ、Aの事･･･頼むね。

彼氏でもない俺が言うのは筋違いかもしれないけどこれはAの友達として言わせてもらうんだから勘弁して(笑)

俺、Aの相手がシウォニじゃなかったら諦めきれなかったかもしれない。

ドンヘには到底こんなこと言えないけど(笑)

でもシウォニだから諦める決心がついたのは本当の事なんだ。何故だかわかる？』

SW『それは･･･』

EH『シウォニは絶対Aを悲しませるような事はしないと思ったから。

シウォニのそばにいるAはずっと笑顔でいられると、そう思ったから・・・』

SW『ヒョク･･･』

EH『だから、Aの事、必ず幸せにしてあげて。これは男と男の約束だからなっ…』