曲がり角のあなた…6（ＳＷ結末編） (ページ15)

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＊94＊　シウォンページ15

～ＧＯ side ～

シウォンにメールを送った途端はにすぐに既読になった。

きっと今、Aの目の前にいるであろうシウォンはかなり動揺してるかも･･･

こっそりのぞいてみたい気持ちはあるけど、そこををグッと堪えて私達は傷心者たちを慰める会へ･･･

多少荒っぽい気もするけど、シウォンにどうやって打ち明けていいのか迷ってるであろうAに私とユラからのエール。

ちゃんと正直な気持ちをシウォンに聞いもらうんだよ、、、A。

こっちの2人は私達で慰めてあげるから(笑)

～Ｙｏｕ side ～

シウォニの言葉を聞いて、覚悟を決めた私･･･

大きな深呼吸をした後。

A『シウォニ･･･私、、、自分なりの答えを見つけたの。聞いてくれる？』

私の目の前にいるシウォニが優しくうなづく。

A『今から、5年前のあの日、私はヒョクとシウォ二のどちらの手を離す事も出来ずに、結局2人の前から姿を消した。

そうあの時は間違いなく、私はヒョクに惹かれてた。

そしてあなたの手を離せないのは、いつも私だけを見てくれているシウォニに対して申し訳ない気持ちからだって、ずっとそう思ってたの。

それは多分、心のどこかでシウォニがずっと私を好きでいてくれるのはごくあたり前の事だと、そう思ってたから。

でもそれは私の自分勝手な勘違い。だってこと、あの日気づいたの。』

SW『あの日って？』

A『ドンヘが私達をまた巡りあわせてくれたあの日、シウォニに彼女がいるって知ってそれなりにショックだったけど、5年もの時は流れてるんだから仕方ないないってそう思った。

でも偶然にあのレストランであったあの日…あの日のショックは再会したあの日と比べものにならないくらいだった。

どうしてシウォニの横にいるのが私じゃないんだろうって…

遅過ぎるかもしれないけど、その時改めて感じたの。私の心の中にずっといたのはシウォニだって…
一番大切な人だってわかったの。

でもみんなの時間は私と違って確実に動いてた。
私一人だけが取り残されてるようで、辛くて悲しくて、みんなの前であんな醜態晒しちゃった(⌒-⌒; )』

SW『醜態だなんて…でもあんなAを見たのは初めてだったからかなり気になってた。』

そう言って心配そうな顔。

そう、いつだって彼は私の事を一番に考えてくれる、そんな人だったということをまた改めて思い出して、我慢していた涙が溢れてきたんだ。